就実(岡山)「7回目の夏は就実史上最高の夏にする!」
「全国を驚かせる夏」にしたい!
校歌を歌う就実野球部
■両翼92メートルのグラウンドを持つ創部8年目のチーム
岡山県の就実は元々女子校だったが、平成21年から男女共学化となった。卒業生には女子バレーボールの日本代表・石井優希や元マラソン選手の有森裕子がいる。野球部は平成23年に創部し、2年後の平成25年から夏の大会に出場し始めた彼らは、学校から車で15分離れた場所にある両翼92メートル祇園グラウンドで練習している。
■「SPEED UP」をテーマにした新チーム
現在3年生16名、2年生11名、1年生18名の計45名が在籍。
・機動力
・堅い守備
・泥臭い野球
の3つのセールスポイントが今のチームの持ち味だが、新チーム結成時は「SPEED UP」をテーマに、すべての面で相手を圧倒していくことを決意してスタート。しかし昨秋はリーグ戦で姿を消し、長いオフシーズンに突入。冬の間は「個々のレベルアップ」をテーマに掲げ、さらなる成長を目指した。
名物メニューである、400メートルの陸上トラックを5周、3周、1周と自身を追い込んで走っていくメニューもこなしながら春を待った。
■悔しさの残った春
そして春、県大会2回戦で玉島商と対戦。昨夏の試合でコールド負けを喫した因縁の相手にリベンジを誓い臨んだ。
しかし試合は終盤になっても玉島商の投手をとらえきれず、8回に5失点。そのまま0対5で敗れ、「接戦で勝ちきれない自分たちの弱さが明確に出た試合」だと外野を守る江田紳之助主将は語った。
■緊張感をもって毎日を過ごす
夏まで残り1カ月をきった今、一日一日を最後の試合だと思い、緊張感をもって練習に励む就実の選手たち。これまで広島や九州へ遠征に向かい、各県の強豪と対戦。通用する部分と弱点の両方を確認しつつ、経験を積んできた。
そんなチームをここまで引っ張ってきたのは、春は3番・ショートで活躍した大森俊介だと江田主将は語る。毎試合ヒットを打つなどチャンスに強く攻守でチームに貢献。
そして夏は松本颯大、寺門慶馬、中川尚暉、池田蒼の3年生4人の奮起に期待しているという。また50メートルを5.9秒で駆け抜ける俊足の持ち主・古賀裕次郎も塁上からプレッシャーをかけて足で得点を奪える選手だ。
■夏への意気込み!
「全国を驚かせる夏」にすることを誓った江田主将。チームの目標である夏の甲子園に向けて就実のラストスパートに目が離せない。
[page_break:夏の岡山の主役は俺たちだ!]夏の岡山の主役は俺たちだ!
就実野球部の集合写真
ここからは就実の松野翼副主将と松本颯大投手リーダーの2人に話を伺います
Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。
松野:最少失点で抑えきれず、崩れてしまうところです
松本:序盤の立ち上がりと接戦を勝ちきれないことです。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
松野:春季大会ベスト16に進出したことです。
松本:1年生の秋にベンチに入ることができなかったことが悔しくて一番思い出に残っています
Q.応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!
松野:仲間への声掛けや代打での勝負強さです
松本:相手バッターへの強気な気持ちです!
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
松野:ベンチの盛り上がりです!
松本:トレーニング中の雰囲気やしんどい時に声掛けし合えるところです!
Q.この夏はこういう夏にしたい!というのを教えてください
松野:就実が夏大会の主役になります
松本:岡山県No.1 この夏の主役になります!
松野副主将、松本リーダー、ありがとうございました。
最高のチームで最高の仲間と最高の思い出を作ってほしい!
ここからは就実の是則卓志監督に話を伺いました。
Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか。
試合のテンポや練習のスピードなど、スピードを大事にしつつ元気を出して練習に取り組み、岡山で一番になることを目指してきました。
Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします。
最高のチームで最高の仲間と最高の思い出を作ってほしいです!最後は生徒を信じます!
是則監督、そして就実高校の皆さんありがとうございました!
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!