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早川 隆久に三浦銀二….2019年も注目したい3投手をピックアップ!

2019.04.30

 高校野球の春季大会が各地で始まるとともに大学野球のリーグ戦も各地で開幕している。そこで今回は2019年注目の投手を3名ピックアップして紹介していきたい。

 まず最初に紹介したいのが苫小牧駒澤大の伊藤大海だ。

 伊藤は北海道の強豪・駒大苫小牧出身の選手で2年春には選抜に出場を果たした。初戦の創成館戦では3安打完封と好投を見せた。

 駒大苫小牧卒業後は駒澤大学に進学するも半年で退学。北海道に戻り苫小牧駒澤大に編入した。

 苫小牧駒澤大では連盟規定により1年間公式戦には出場できなかったが、2018年に公式戦に復帰。春のリーグ戦では8試合で6勝を挙げチームの全日本大学野球選手権の出場に大きく貢献した。

 ストレートの最速は154キロと威力は抜群にあり、コントロールも良い。まさに投手の理想形と言える選手である。

 次に紹介したいのが早稲田大の早川 隆久だ。

 早川は千葉の強豪・木更津総合出身の選手。1年秋には36イニングを投げて無失点。3試合連続完封を成し遂げるなど、まさに衝撃的なデビューを飾った。3年夏の甲子園では準々決勝まで進み、その大会で優勝した作新学院今井 達也と投手戦を演じるなど甲子園を沸かせた。

 早稲田大学進学後は2018秋季リーグ戦で防御率1.72と好投するなど安定的な活躍を見せている。

 2018年12月に行われた侍ジャパン大学代表候補合宿では、その投球に生田代表監督も高く評価した。

 最後に紹介したいのが法政大の三浦銀二だ。

 福岡大大濠高校時代は3年春にセンバツに出場。2回戦の滋賀学園戦で延長15回、196球を1人で投げ抜いて1対1の引き分け、2日後の28日の同カードの再試合で、これも1人で130球を投げ抜いて5対3の完投勝利。この熱戦は記憶に新しい人も多いのではないだろうか。

 そして2017年に行われた、WBSC U-18ベースボールワールドカップでは日本代表に選出され、清宮幸太郎らと共に世界と戦った。

 大学進学後は1年春から主戦として登板し、2018秋季リーグ戦では3勝を挙げ法政大のリーグ優勝に大きく貢献。明治神宮大会では環太平洋大戦で先発のマウンドに上がった。

 さらなる活躍が期待される3投手。2019年もこの3人の投手に注目していきたい。

あわせて読みたい!
木更津総合高等学校 早川 隆久投手「全国レベルの攻略困難な投手を目指して」
三浦銀二(福岡大大濠)「鉄腕、カナダの地で復活!」

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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