Column

柴田(宮城)「チーム全員が仲良く、チームワークならどこにも負けない!」

2019.02.20

甲子園に相応しいチームを創り甲子園ベスト8を目指す!


全員でランニングをする柴田高校の選手たち

■昨年・上位の成績を残した柴田

 宮城県柴田郡に所在する柴田高校。1986年に創立した県立高校で野球部は昨年にベスト8、はベスト4と県上位の成績を残している。卒業生には現在横浜DeNAベイスターズの熊原健人がいる。

■野球部の紹介

 現在は、1年生28名、2年生12名で活動している。今年のチームのウリは、1、2年生の仲が良い事、何事もプラス思考で物事を考えられる、1年生の人数が多く若い力が躍動している。この3つのウリを武器に甲子園に相応しいいチームを創りを行い「甲子園ベスト8」を目標に日々練習に励んでいる。

■オフシーズンの名物メニュー

 二人一組で行うアメリカンノックを挙げ、一塁から三塁に向かって二人で弧を描いて走り、その間に2球ノッカーがボールを打ち2球捕球を行う。これを1セット2球捕球で成功となり15セット行っている。

■今まで振り返って

 佐久間亮太副主将は新チーム始まった時、「先輩達のベスト4を超え、あと2つの壁を超越できる力をつける」でスタートし、オフシーズンでは「常にプラス思考を持ち日常生活、学校生活や練習に打ち込み凡事徹底をかかげ、短時間での練習の中で質を向上させ私立高校との差を埋め、必ず超える」をテーマにトレーニングを重ねている。

■新チームを引っ張ってきた選手は?

 佐久間副主将は、この秋までチームを牽引したの選手として高橋享佑主将を挙げた。「秋季地区大会までは、ライトを守っていたがアクシデントにより急遽ショートの守備につき、持ち前の打撃と走塁と共に活躍しベスト4の原動力となった。」と佐久間副主将は振り返った。
 また、今後の大会でキーマンとなる選手は大原健我捕手。「打撃においてパワフルな力強いスイングが持ち味でそれに加えて捕手として投手陣の再構築に力を注いでいる。チームの勝利において捕手としてのチーム牽引力が期待されている。」と紹介した。

■意気込み

 佐久間副主将は、「2年生にとっては、最後の夏に向けての最後の成長のオフシーズンにする。短時間集中で自ら考えプラス思考を持って練習に取り組み、練習の意図を理解し最高の“冬”にする。1年生は、厳しい練習の中、『自分との戦い』己に負けず、ライバルにも負けない強いメンタルを養う」と意気込みを語った。

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[page_break:チームワークの良さならどこにでも負けない!]

チームワークの良さならどこにでも負けない!


ノック中の様子

  ここからは、柴田高校の平間優希投手と大原健我捕手にお話を伺いました。

Q.秋季大会などを経て、見つけた課題を教えてください

 平間:パワーとスピードの差を感じました。
 大原:メンタルの弱さです。特にピンチの場面やチャンスの場面で心を動かしミスやチーム内での練習や試合においてのプラス発言が少ないためにミスがでた事です。

Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください

 平間:球速はもちろんのこと、その他でもどんな場面でも動じない強い精神力を身につけたい。
 大原:メンタルの強化とフィジカル面の強化です。

Q.応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?

 平間:強打者にも負けない闘志を見てください!
 大原:ガッツあるプレーとパワフルな打撃です!

Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?

 平間:チーム全員が仲良しであるが、相手の成長の為に厳しい言葉もかけてあげられるチーム。チームワークは日本一です。
 大原:全員個性豊かで、それでいてチームの仲の良さは負けません。

Q.このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!

 平間:全てにおいてチームが信頼されるエースになる!
 大原:野球はもちろんであるが、野球以外のところでも一人前の男になり宮城県No.1捕手になります!

 平間選手と大原選手、ありがとうございました。

[page_break:秋のリベンジを胸に「心技体」を鍛え直す]

秋のリベンジを胸に「心技体」を鍛え直す


夢実現のために今日もトレーニングに励む!

  平塚誠監督にお話を伺いました。

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか?秋の大会の振り返りならびに、冬でのテーマも教えていただけたら幸いです。

 新チームが始まった時は、2年生の部員数が少なく、技術力や体力だけでは厳しい戦いになると感じていました。しかし逆に考えれば人数が少ない分、チームが一つになり全員が主役になり力を発揮してくれたと思う。また1、2年生の仲が良くチームワークが抜群でチーム力が上がると信じている。
 この冬は悔しい思いをしたので、この冬はメンタル面の強化。ピンチの場面での心構え、チャンスでの考え方なども、この冬に身に付けたいと考えています。「のリベンジ、下剋上」を、胸にこの冬「心技体」を鍛え直す。

Q. 厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします!

 「雲外蒼天」“試練を乗り越え努力すれば、快い青空が望める”
 様々な壁を努力し乗り越え“夢実現”できるように厳しい練習に自分から立ち向ってほしい。

 平塚監督、そして、柴田高校野球部の皆様ありがとうございました!

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今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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