東京都高野連がU17代表のセレクションを実施!参加選手が刺激を受ける有意義なイベントに!
井上広輝(日大三)
東京都高野連がU17代表のセレクションを実施!参加選手が刺激を受ける有意義なイベントに!
11月6日、東京都高野連は12月に行われるキューバ遠征の代表選手のセレクションを[stadium]ダイワハウススタジアム八王子[/stadium]で開催した。高野連の役員が各地を視察し、選手を推薦。また各校の指導者の推薦から選ばれた選手を合わせて、約100名近くの選手が参加。午前、午後の部に分かれて行われた。
野手はシートノック、フリー打撃、ベースランニング。投手はブルペン、フリー打撃、ベースランニングを行って、チェックが行われた。この方式は代表スタッフが考えたもの。帝京・前田監督は「公平を期するために、同じやり方で選出することになりました」と説明。また、今まで代表選考はセレクションはなかったが、これもスタッフの話し合いで、セレクションを実施することを決めた。推薦選手の人数の制限はなく、多くの選手が出場した。
「みんなで見て、みんなで選ぶ方式を行おうと思ったんです」と前田監督は今回のセレクションの意図を説明した。
ベースランニングの様子
また選手たちにとっては他校の選手と一緒にプレーする機会はなかなかない。得られるものは大きかった。工学院大附・渡邊 充は「東京トップレベルの選手たちはこんなに(レベルが)高いのかと驚かされましたし、一緒にキューバに行きたいという気持ちになりました。また普段の練習では見られないレベルが高い選手ばかりなので、本当に勉強になりました」と刺激を受け、また東京明星の鈴木歩夢は「木製バットで練習をしてきたのですが、東海大菅生の選手たちのレベルの高さに驚き、自分たちとの差をすごく感じました…」と驚きの様子。高校通算28本塁打の強打の捕手・荻野 魁也(岩倉)は「東海大菅生の小山君、二松学舎大附の山田君は意識しています。負けたくないですし、今日の打撃練習でも結構飛ばせたので良いアピールができたと思っています」と振り返った。
今回のセレクションでは、木製バットを使う。セレクションに参加することが決まった選手はここに向けて練習を行ってきた。日大鶴ヶ丘の中島健輔は、「芯で当てないと飛ばないですし、また軸足でしっかりとためて打つことが大事だと実感しました」と話すなど、セレクションに向けて木製バットで練習してきたことは選手の技術向上に一役買っている。
代表選手20名は6日14時より東京都高野連のHPにて発表され、7日に記者会見が行われる予定だ。
取材=河嶋宗一