与勝vs沖縄カトリック
着実にアップしてきた打力をみせつけた与勝が快勝
新チーム直後の秋は１得点。それから冬に振り込みを続けて迎えた春、５得点したものの悔しい敗退。一度も勝てずに高校野球を終われない！そんな思いがひしひしと伝わるかのように、与勝ベンチからの声は絶えることがない。試合も打撃陣が振りの鋭さを見せ相手を圧倒。待ちに待った嬉しいチーム初勝利（公式戦）は、11得点のコールド勝ちだった。
与勝は１回、先頭の森田がセンター前ヒットで出塁すると続く松崎が内野安打。そのあと相手のエラーが出る間に森田が一気に本塁を駆け抜けて、あっという間に先制した。その後一死二・三塁から５番大城がスクイズを成功。２回にも１点を加える。３回には大城が三塁打をマークすると、続く大石根が完璧な当たりで右中間を破る二者連続三塁打で加点した。
５回にはワイルドピッチとフィルダースチョイスで追加点を奪うと、７回には４番名嘉村がタイムリー。名嘉村は８回にも三塁線を痛烈に破るタイムリー二塁打。着実に力をつけてきたナインの振りの鋭さでコールドゲームを成立させた。
投げては長身右腕大山が、７回まで２失点とゲームを作り続けた。
沖縄カトリックは、４回に２本のヒットと四球で満塁とし富盛にタイムリー。６回には普天間に三塁打が、7回にも宇良、富盛に連続二塁打が飛び出すなど打線で日頃の成果は見れた。この負けを糧に、新人戦そして秋では大暴れしてもらいたいと願う。
（文＝當山 雅通）
