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明日埼玉県大会が開幕!花咲徳栄vs川越東など1回戦から好カードが続出!

2018.04.23


左から野村佑希(花咲徳栄),米倉貫太(埼玉栄),和田 朋也(山村学園),小川 竜太朗(上尾),太賀 龍丈(市立川越)

 23日から開幕する春季埼玉県大会。今年の夏は南北に分かれて行われ、南は西部地区、南部地区、北が北部地区、東部地区となる。それだけに今年はシード獲得が重要となる。夏のシードを得られるのは16校。そんな大会の見どころを紹介していきたい。

シード権を獲得する16チームはどこになるのか?

 花咲徳栄は投打の柱・野村佑希の進化に期待。昨秋までに高校通算36本塁打、最速146キロを投げ込む逸材はこの春、どこまで進化を遂げたのか。また、複数投手陣をそろえ、打線も上位下位まで切れ目がなく、守備力も高く、総合力の高さは県内ナンバーワンだ。初戦の相手は強豪・川越東。個々の能力は高く、地区予選も順当に勝ち上がってきた。激しい戦いが期待できそうだ。

 同ブロックでは、昨秋ベスト16の昌平山村国際との一戦も注目だ。山村国際は昨秋県大会出場の埼玉星野を下し、県大会出場を決めており、実力は十分だ。また昨秋のベスト8・栄北は伝統校・大宮東と対戦する。

 昨秋ベスト8の朝霞は西部地区の実力校・西武文理と対戦する好カード。勝てばシード確定の一戦を制するのはどちらか。好捕手・大野 竜也を中心に能力が高い野手をそろえるふじみ野秩父と対戦。さらに春日部共栄春日部東と対戦。今年の春日部共栄のウリは投手力。中学時代から騒がれた大型左腕・渡部 太陽がこの春、本格化。138キロ右腕・内藤 竜也、変則左腕・大木 喬也、大型右腕・森田 幸樹の4人が中心となっており、評判通りの活躍を見せていきたい。

 狭山ヶ丘は、初戦で庄和と対戦。佐野 ケン村田 龍星の二枚看板で勝利をつかんでいきたい。埼玉松山と市立浦和の伝統公立校対決も必見だ。昨秋ベスト8の上尾は打力が高い早大本庄と対戦。上尾は巧打の二塁手・小川 竜太朗など打者陣の進化に期待。

 昨秋のベスト4の山村学園は東部地区の実力校・鷲宮と対戦。好打者・木内輝を中心に上位、下位と切れ目のない打線となっている。左腕・和田 朋也は絶対的なエース。秋よりもスケールアップした投球で関東大会を目指す。また浦和実業と聖望学園の実力校の対決も注目度が高いゲームだ。埼玉栄は全国屈指の大型右腕・米倉 貫太は、140キロ後半の速球と縦割れのカーブをコンビネーションに三振を量産。あとは大事な試合で勝つ投球を見せていきたい。

 浦和学院不動岡と対戦。浦和学院は期待の佐野 涼弥渡邉 勇太朗の二枚看板が戦線離脱。浦和学院にとって不利な立場だが、逆に夏を見据えると、全体の底上げを図る良い機会である。秋準優勝の市立川越は、本庄第一と対戦。市立川越は、右腕・太賀 龍丈、左腕・和田 光の二枚看板で守り切る。秋で課題になった打線を強化する大会となりそうだ。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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