21日開幕!注目カード多数の九州大会!
濱田太貴選手(明豊)と戸郷 翔征(聖心ウルスラ)
4月21日から開幕する第142回 九州地区高等学校野球大会。16校が出場する今大会は、注目チーム、注目選手が多く揃う。そんな今大会の見どころを紹介したい。
会場:[stadium]久留米市野球場[/stadium],[stadium]小郡市野球場[/stadium]
注目は明豊vs聖心ウルスラ
メイン球場の久留米野球場の開幕戦では、れいめい(鹿児島1位)と未来沖縄(沖縄1位)の一戦が行われる。れいめいは鹿児島大会で準々決勝で鹿屋中央、決勝で樟南と優勝候補を破り、優勝を決めた。投打の中心は左腕の松江優作(3年)、県大会で打撃好調だった3番・川口考(3年)の二人だ。九州大会でも引き続き活躍を見せていきたい。未来沖縄は沖縄大会準決勝で沖縄尚学、決勝で興南と、甲子園優勝経験もある2校を破り、初優勝を決めた。中心選手は最速145キロ右腕・丹保翔、1年生時から経験を積んでいる新垣龍希の投球にも注目が集まる。
選抜出場の富島(推薦出場)は福岡八幡(福岡2位)と対戦。富島は夏の甲子園出場へ向け、実りある大会にしたい。福岡八幡は福岡県大会で、昨年選抜出場の東海大福岡など強豪を破り、決勝まで勝ち進んだ実力校だ。
選抜ベスト8の創成館(長崎・選抜推薦)は、強打を誇る文徳(熊本1位)と対戦。創成館は夏へ向け、投打ともにしっかりと成果を残したいところ。文徳は1年から4番に座る萩尾匡也(3年)が創成館が誇る強力投手陣相手に一打を見せることができるか。
九州国際大付(福岡4位)は、福岡県大会4位に終わったが、投打ともにポテンシャルが高い選手を揃える。九州大会では爆発力ある野球を見せることができるのか?
対する東明館(佐賀1位)は、佐賀商、佐賀学園、龍谷といった強豪を下し、佐賀県大会優勝。九州大会ではどんな野球を見せるのか?
伊万里(佐賀・選抜推薦)は、昨秋に続いて二季連続の九州大会出場。選抜で大阪桐蔭と戦った経験を九州大会で生かしたい。対する東筑紫学園(福岡3位)は、秋ベスト8、そしてこの春ベスト4と順当に結果を残してきた。九州大会1勝を目指していきたい。
聖心ウルスラ(宮崎1位)vs明豊(大分1位)は、1回戦では屈指の好カード。聖心ウルスラのエース・戸郷翔征は県大会でも好投を続け、140キロ台を連発。ドラフト候補として注目される右腕の1人としてアピールをしたい。明豊のスラッガー・濱田太貴は県大会でも自慢の長打力を発揮してきた。この2人の対決は注目が集まりそうだ。
東筑(選抜推薦・福岡)は、エース・石田 旭昇(3年)は右サイドから140キロを超える直球と多彩なツーシームを得意にする九州屈指のサイドハンド。打線も上位下位と切れ目なく、高い得点力が期待できる。対する長崎総科大附(長崎1位)は、決勝の波佐見戦では一時、0対8と大量点差をつけられたが、そこから大逆転で、波佐見を破り、長崎県大会優勝を決めた。県大会で見せた打力を九州大会でも発揮できるのか?
樟南(鹿児島2位)は鹿児島県ナンバーワン左腕・松本晴の投球に注目。対する延岡学園(宮崎・選抜推薦)は、プロ注目の大型遊撃手・小幡 竜平(3年)は攻守でキレのあるプレーを見せていきたい。