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第90回記念選抜を制するのは?4ブロック別で見所を紹介!

2018.03.16


左から井上広輝(日大三)、根尾昂(大阪桐蔭)、市川悠太(明徳義塾)、川原陸(創成館)

 第90回記念選抜高等学校野球大会の組み合わせが決まった。ここで、今大会の注目カード、各ブロックの見所を紹介していきたい。

東海大相模・明徳義塾ブロック 

 開幕戦から東北王者の聖光学院と九州大会ベスト4の東筑が登場。聖光学院は、斎藤智哉監督が「史上最強打線」と評するように、高い打撃力がウリ。対する東筑福岡工大城東筑陽学園神村学園といった全国区の強豪を下して、二期連続の出場を決めているだけに侮れない存在。甲子園二度目のマウンドとなるエース・石田 旭昇が強力打線を抑えることができるか?

 また勝ち上がったチームは東海大相模と対戦。高校通算46本塁打の森下翔太を筆頭に強打者をそろえる今年の東海大相模打線の破壊力は出場校トップクラスを誇るだけに、激しい試合が期待できそうだ。

 このブロックでは、神宮大会優勝の明徳義塾と関東大会優勝の中央学院が初戦で激突。明治神宮大会でも対戦しており、この時は明徳義塾が完勝。一冬越えて明徳義塾市川悠太中央学院大谷拓海の両エースがどんな成長を見せているのか、注目が集まる。

 それ以外では日本航空石川静岡など打力が高いチームが集結しているのが特徴だ。

国学院栃木・創成館ブロック

 神宮大会準優勝の創成館下関国際と対戦。創成館は140キロ前後の投手を4人そろえ、打線もミート力が高い打者が揃い、勢いに乗れば上位に勝ち進む可能性を持っている。また下関国際はエース鶴田克樹が投打の中心。鶴田は昨秋の公式戦で1本塁打10打点を記録し、勝負強い打撃を見せており、選抜でも実力を発揮していきたい。

 同ブロックの注目は智辯和歌山。公式戦11試合で9本塁打を放った長打力は脅威。この打線の中に、秋はけがで戦線離脱したスラッガー・林晃汰が加わり、さらに打線に厚みが出た。1994年以来の選抜優勝へ、エース・平田龍輝を含めた投手陣の底上げが課題だ。

[page_break:大阪桐蔭・東邦ブロック/日大三・乙訓ブロック]

大阪桐蔭・東邦ブロック

 前年優勝の大阪桐蔭伊万里と対戦。センバツの初戦へ向けてしっかりと状態を仕上げていけるか注目だ。対する伊万里は右の技巧派・山口修司、正捕手・梶山 勇人のバッテリーで最少失点に防いでいきたい。

 愛知の名門・東邦は、花巻東と対戦。東邦は最速146キロ右腕・扇谷 莉、期待の2年生スラッガー・石川 昂弥、秋の公式戦で6本塁打を放った梅田 昂希と、力のある選手が揃う。対する花巻東の期待の2年生右腕・西舘勇陽は182センチの長身から142キロの速球を投げ込む。また慶応義塾と彦根東の一戦も注目。慶応義塾のエース・生井 惇己彦根東のエース・増居翔太は下級生の時から経験豊富な本格派左腕。2人が評判通りの実力を発揮すれば、1点を争う投手戦が展開されそうだ。

さらに公式戦6本塁打を記録した強打者が揃う明秀日立と、秋の中国大会で4打席連続弾を放ったスラッガー門叶 直己擁する瀬戸内の対決にも注目したい。

日大三・乙訓ブロック

 強力打線の日大三が最速142キロ右腕・佐藤亜蓮擁する由利工と対戦する。秋田県では高く評価されている佐藤だが、実力を試すにはもってこいの相手といえる。初出場の乙訓は、常時140キロ台の速球を投げ込む川畑 大地、最速138キロ左腕・富山 大樹の2枚看板に注目。その乙訓と対するのが同じく初出場のおかやま山陽。4番井元 将弥を中心に長打力のある打者が揃う。

 また最速146キロ右腕・奥川 恭伸擁する星稜は初出場の富島と対戦。さらに189センチの長身から最速144キロの速球を投げ込む大型右腕・土居豪人擁する松山聖陵は左の好打者が多く揃う近江と対戦。土居は左の好打者揃う近江相手にどんなピッチングを見せるのだろうか?

 

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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