岸和田高等学校(大阪)
グラウンドで集合写真(岸和田)
昨秋16強入りするも見えた課題
■「グローバルに活躍できる人材」の育成を目指す
大阪府岸和田市にある大阪府立岸和田高等学校。1897年に創立され、2017年に創立120周年を迎えた伝統と歴史を持つ。現在、SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)、GLHS(グローバル・リーダーズ・ハイスクール)に指定されており、その特色を活かした進路指導を実施。京都大、大阪大などの難関大だけでなく、アメリカの大学に合格する生徒も現れるなど、グローバルに活躍する人材育成に力を注いでいる。野球部は昨秋の大阪大会5回戦で近大付に敗れ、目標としていた近畿大会出場は成らなかったものの、16強入りを果たす活躍を見せた。
■岸和田野球部の紹介
現在2年生28名、1年生15名の計43名が在籍。「高校生の模範となる」という大きなテーマを掲げ、平日授業後、約2時間という制約の中、キビキビとした行動を意識し、練習に励んでいる。
外野の基礎練習に取り組む選手たち(岸和田)
■秋季大会を振り返って
大阪大会5回戦で結果的に近畿大会出場を果たす近大付に0対11で敗戦。「自分たちのミスで失点を重ねた上、相手投手の大石君から1安打しか打てませんでした。走塁面をふくめて、私学のピッチャーからどうやって点を取るか、そしてチーム全体で相手投手をどう攻略するかなどの課題が浮かび上がった試合でした」と振り返る笹川主将。敗戦の悔しさから目を背けず、チームの課題を丁寧に分析し、練習に繋げている。
■新チームを引っ張ってきた選手は?
新チーム発足時から4番を打つ河本 浩介は公式戦で打率.538、8打点の活躍。主砲としてチームを牽引した。福原 慧河、古野 幹の二遊間コンビも安定した守備で貢献。スローイング面の成長著しい捕手・堀 豪志を含め、安定したセンターラインが高いチーム力を生んでいる。
■この冬の意気込み!
オフには毎シーズン「食トレ」に取り組んでいる岸和田。昼食では大きなタッパーに入ったお弁当に加え、2、3合の米をかきこむ日々を送っている。「私学に負けない身体を目指しています」と笹川主将が語るようにトレーニングの一つとして食事にも向き合っている。
主力選手に聞く課題
ロングティーで長打力強化(岸和田)
ここからは髙山 由基副主将、秋は1年生ながら遊撃のレギュラーを務めた古野 幹選手に話を伺いました!
Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。
髙山:プレッシャーのかかる場面でのメンタルの弱さです。
古野:チャンスの打席での勝負弱さです。
Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください
髙山:筋力アップ、振り込みを通してスイングの強化に励みます。
古野:下半身の強化・体重増加など、しっかりとした体作りをしたいです。
Q. 応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?
髙山:チームを盛り上げる声を見てほしいです。
古野:流れを引き寄せる守備です。
Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?
髙山:チャンスでの雰囲気です。どんな場面でも良い雰囲気で戦えるように練習から取り組んでいます。
古野:頭を使った野球が出来るところです。
Q. このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
髙山:走・攻・守でチームから信頼される選手になります!
古野:チームメイトから信頼される選手になります!
髙山選手、古野選手、ありがとうございました!
[page_break:徹底と継続をテーマに取り組む冬]徹底と継続をテーマに取り組む冬
ミーティングで指導者の話を聞く選手たち(岸和田)
伊藤 功士監督に伺いました!
Q. 新チームが始まってから、どのようなテーマをもってチーム作りをされて来たのでしょうか?
学校として文武両道を掲げており、野球部が結果を残して学校を引っ張っていこうとしています。そのために「徹底」と「継続」をテーマにして日々の練習に取り組みました。
Q. 秋の大会の振り返りならびに、冬でのテーマも教えていただけたら幸いです。
練習で「徹底」してやりきれなかった守備が足を引っ張る形になりました。冬は引き続き「徹底」「継続」をテーマに、どんなチームに対してもやり合える「強み」を1つでも多く作っていきたいと考えています。
Q. 厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします!
「この冬練でチームの強みを作り、春には試合の中で強みを発揮してくれることを期待しています。夏の100回記念大会は岸高にもチャンスがある。春季大会の目標、夏の甲子園出場を達成したいという思いをさらに強くする冬練にしよう!
伊藤監督、そして岸和田高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!