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想いはそれぞれ。球児たちが振り返る今年の漢字とは?【出動!球児に聞き隊!】

2017.12.20

 今年の漢字は「北」。毎年、公益財団法人 日本漢字能力検定が発表しています。北になった理由は、「北」朝鮮ミサイルの「北」海道沖落下や九州「北」部豪雨などの災害から、平和と安全の尊さを実感した年だったといいます。またスポーツ界では、「北」海道日本ハムファイターズの選手に期待が集まり、競馬の「キタ」サンブラックが大活躍しました。

 今年の高校野球では、南「北」海道代表の北海の148キロ右腕・阪口 皓亮投手が横浜DeNAへ進み、北「北」海道代表の滝川西が前年に北北海道大会決勝で敗れた悔しさを乗り越え、北海道の高校野球にとっても記憶が残る1年でした。

強豪校の球児たちに答えた今年の漢字は??

中川健太郎選手(京都・乙訓) 新
「新チームから始まって自分たちの代になって2年生も一丸となってやっていこうと。京都大会では優勝を経験させていただきましたし、近畿大会にも初めて出させてもらえて、景色が新鮮だったので新鮮の「新」を書かせてもらいました」
 この秋、近畿大会ベスト4まで勝ち進み、甲子園出場も見えてきた乙訓。その主将として引っ張ったのが中川健太郎選手。近畿大会に出場する強豪校を間近で見られたことは大きな経験になった。ぜひ来年、大きく成長した乙訓を見せてほしい。

鶴田克樹投手(山口・下関国際) 力
「今年は4番を打たせてもらって、自分自身『力』がついたかな、とも思える1年でした。でも中国大会の決勝で悔しい逆転負け。悪い流れをピッチングで食い止められない『力』不足も痛感しました。センバツ、そして来年の夏に向けて自分自身の『力』はもちろんチーム『力』を高めたい。その決意も込めて『力』にしました」
 今夏は2年生ながら4番を務め、同校初の甲子園出場に貢献。さらに中国大会決勝まで導いた鶴田克樹。新チームでも引き続き4番、更にはエースナンバーを背負い、投打に高いパフォーマンスを発揮している。そんな鶴田の今年1年を漢字一文字で表すとどうなるか?練習を終えた本人に伺った。鶴田はしばし、悩んだ後、「力」と色紙にしたためた。力強く意図を語ってくれた鶴田。エース、主砲を兼務する者としての強い決意が感じられた。来たるセンバツでの活躍を期待したい。

齋藤 倖介投手(埼玉・花咲徳栄) 悔
「優勝を経験しましたが、あまり登板ができなかったのは悔しかったですね。前チームの時は1年生の時から経験していましたので、優勝の力になれなかったことが悔しいです。秋でも、あまり良い結果を残すことができず、「悔」としました。来年は背番号1をとって甲子園にいきたいです」
 全国優勝のメンバーだった齋藤倖介投手。しかし夏の甲子園では登板ゼロに終わった。その悔しさをぶつけて取り組んできた。現在は最速138キロまで速くなった右のサイドハンドは、背番号1として4年連続甲子園出場を導く存在となる。

 それぞれの選手が思いを口にしました。3選手に共通するのは最終学年で、ぜひベストパフォーマンスを発揮できたといえるシーズンを過ごしていただきたいと思います。
 今後も、各地の球児を直撃し、考えの傾向やトレンドを紹介していきたいと思います!乞うご期待!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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