試合レポート

日本文理vs関根学園

2017.09.20

新戦力が活躍!日本文理盤石の試合運びでベスト8へ

日本文理vs関根学園 | 高校野球ドットコム

試合前の様子(日本文理)

 強風の第1試合から一転、試合前のノック中に小雨がぱらつき、試合開始直後から本降りとなった第2試合。雨が降りしきる中、昨秋、今春、今夏と新潟県を制してきた日本文理と近年めきめきと頭角を現している関根学園が激突。2014年夏の決勝で好ゲームを繰り広げた両チームの対戦は、日本文理が優位に試合を進めた。

 初回、関根学園は先頭の茅野 仁英(2年)がヒットで出塁すると、送りバントなどでランナーを進め、二死三塁のチャンスを迎える。ここで4番・平塚 充稀(2年)放ったショートへの打球をショートがまさかの悪送球。これが公式戦初登板初先発の日本文理南 隼人(1年)は、不運な形で1点を失う。

 反撃したい日本文理は2回、関根学園先発の西本 航紀(2年)を攻め、連打と四球で無死満塁のチャンスを迎えると、9番・長坂 陽(1年)のライト前タイムリーと、ライトの悪送球で二塁ランナーも生還し、一気に逆転。だが、なおも続くチャンスで後続が打ち取られ、点差を広げられない。すると4回、関根学園は二死三塁のチャンスを迎え、6番・高橋 渓太(2年)のタイムリーで同点に追いつく。だが日本文理も5回、この日はレフトに入った4番・鈴木 裕太(2年)がレフトオーバーのツーベースで出塁すると、続く5番・上野 孝統(2年)のセンターオーバーのタイムリースリーベースで勝ち越しに成功。さらに6番・坂井 元気(2年)の内野安打と相手守備の乱れでさらに2点を追加。リードを3点に広げる。

 日本文理・南は、地元(球場が出身中学の校区内)で公式戦初先発とは思えない堂々のピッチングをみせ、5回2失点。6回からマウンドをエース・新谷 晴(2年)に譲る。マウンドを託された新谷も圧巻のピッチング。6回、7回の2回を無安打3奪三振の好リリーフ。リズムを作ると、打線もそれに応え、6回に5番・上野の犠飛などで2点、7回に9番・長坂のツーベースを皮切りに3連打で2点を追加しゲームセット。9対2、7回コールドで日本文理がベスト8に進出した。

(取材=町井 敬史)

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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