本日で東海大菅生、青森山田など出場校がすべて登場!甲子園7日目4試合の見どころをチェック!
松本健吾(東海大菅生)
第99回全国高等学校野球選手権大会7日目。これで49代表校がすべて登場となる。また1回戦を戦ったチームも登場。3回戦へ駒を進める4チームはどこになるのか?4試合の見どころを紹介したい。
京都成章vs神村学園
京都成章はエース・北山 亘基のピッチングがカギを握る。140キロ台のストレート、切れのあるスライダーのコンビネーションで投球を組み立て、三振を量産。対する神村学園は、強打者・田中 怜央那など強打者が揃う。北山が強打の神村学園を抑えるのか?神村学園が自慢の強打を発揮し、試合の主導権を握ることになるのか?神村学園は絶対的なエースはおらず、継投策で勝ち上がってきた。京都成章は、つなぎの野球で序盤から得点を加点をしていきたい。
高岡商vs東海大菅生
二季連続出場の高岡商は打力が高く、甘く入ればスタンドイン出来る打者が多く揃い、特に富山大会で打率.476、1本塁打、6打点を記録した伊藤 洸紀、打率.476の3番島村 功記など巧打者が揃う。投手陣では技巧派左腕・土合 伸之輔、最速148キロ左腕・山田龍聖、190センチの大型右腕・伏見拓真と投手陣の層は厚く、隙がない。対する東海大菅生は、松本健吾を筆頭に5人の投手を揃える。まず松本が登板することになりそうだが、試合状況によって躊躇なく継投策を仕掛けていきたい。打線は上位下位と切れ目がなく、機動力を仕掛けられるチーム。先の塁を狙う積極的な走塁、またピンチで魅せる堅い守備でリズムを作っていきたい。
彦根東vs青森山田
この夏最後の登場となる青森山田はもともと守備力を身上とするチーム。秋季大会時は打線が課題だった青森山田だったがこの1年で、急激に成長。計6本塁打を打つチームとなった。打線のカギを握るのは3本塁打の阿部健大と一塁・赤平。赤平は、青森県を代表する152キロ右腕・古屋敷匠真(八戸工大一)から本塁打を打っており、好投手を攻略できるチームである。対する彦根東は、左腕エース・増居翔太の投球がカギ。終盤戦に備えて、継投策も考えられそうだ。初戦と同じく、積極的な攻撃、積極的な守備で青森山田に立ち向かっていきたい。
津田学園vs済美
お互い強打で甲子園の初戦を突破したチーム。済美は亀岡京平を中心とした強力打線は脅威。下位からでも本塁打を打て、ビハインドの展開でも取り返せる強みがある。津田学園も、本塁打を打つ打者はいないが、外野の間を抜く打球を打つ選手が多く、広い甲子園球場では大量点が期待できる。それだけに両チームの投手陣の出来がカギ。また捕手のインサイドワークも重要となりそうだ。
(文・構成:河嶋 宗一)