駒込vs都立国際・学芸大国際
投打ともに圧倒した駒込が、本大会の出場権を獲得!
駒込・林
勝ったチームが本大会に出場できる権利を得る、駒込対都立国際・学芸大国際の一戦。駒込打線が初回から爆発した。
駒込は初回、四球とエラーで一死二、三塁のチャンスを作る。ここで、主将であり4番の林が先制となる3ラン本塁打を左中間に運んだ。「単打でもいいから、4番の役割を果たそうと思いました。結果ホームランになってよかった」と、林は打席を振り返った。
林の先制本塁打後、二死二塁として、7番堀部がライト前へタイムリーを放ち1点追加。初回に4点を奪い、試合の優位に立った。
続く2回も、打線の勢いは止まらない。一死三塁から、3番羽田がタイムリー。4番林がエンタイトル二塁打でチャンスを拡大し、5番高橋がこの日チーム2本目となる本塁打をレフトスタンドに放った。その後も、1番小森のタイムリーや7番堀部のこの試合2本目となるタイムリー二塁打などが飛び出し、一挙14得点。打者二巡の猛攻で試合を決定づけた。終わってみれば、毎回得点となる21得点を挙げた。
投げては、背番号10の國居が素晴らしいピッチング。非常にテンポがよく、ストライク先行の投球を見せ、5回参考記録ながら、完全試合を達成した。「腕をしっかり振ることを意識しました」と國居。最近改造したというフォームがボールの伸びにつながった。結果も出たことで、非常に満足げだった。
試合後、「非常に選手たちが頑張ってくれた」と駒込の金丸監督は選手をたたえた。また、先制の本塁打を含む4安打を放った林主将を「彼は非常に人間として強い。彼が打てばチームが明るくなるし、ダメな時でも明るく振る舞うことができる。それが彼の良いところ」と、主将の大活躍に目を細めた。また、國居に対しても「よく投げてくれた。しっかり考えて投げれていた」と合格点を与えた。
試合に勝ち、本大会出場となった駒込。本大会に向け、金丸監督は「全体的にもっともっと良くなると思います。選手の良いところを伸ばしていきたい」とコメントした。また、林主将は、「昨年は本大会に出場したものの、勝つことはできなかった。その上、昨秋敗れた都立江戸川と2回戦で当たる可能性があります。一戦必勝、リベンジを果たせるように頑張ります」と、力強く意気込んだ。本大会で、駒込の健闘を祈りたい。
(取材・写真=編集部)
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