Column

真夏の暑さに負けない!猛暑対策&足つり対策を一挙紹介!

2016.08.01

 ついに甲子園出場校が全て決まり、8月7日から甲子園が開幕する!その一方ですでに新チームが動き出し、練習試合や合宿を行っているチームも多いのではないでしょうか。とはいえ、8月から、まさに猛暑真っ只中!この暑さに負けずに、集中力を維持して練習に取り組むのは大変ですが、今回は、そんな球児の皆様に、この夏に知っておきたいコンディショニングコラムをご紹介。

【3つのポイントを抑えて酷暑を乗り切れ!】
夏に知っておきたい猛暑対策!
足がつる球児続出!足がつらないようにするには?
食中毒は自分で予防できる!?

 夏に知っておきたい猛暑対策 ~甲子園に向けたコンディショニング作り~

 水分補給は、年間を通して行っていることなので、特に気を付けることはないのではないと思いがちですが、水分補給にも知っておくべきルールがあります!

正しい水分補給

運動前:2~3時間前に500㎖程度、10~20分前に200~300㎖
運動中:喉の渇きを潤す以上にやや多めに補給
運動後:運動で失った体重分の水分を6時間以内に補給

*水温10~15℃のスポーツドリンクで摂取することが好ましいとされています。

 運動前、運動中、運動後では少しずつ行うことが違います。そして、同様にそれぞれが果たす水分補給の役割が違うので、補給の方法も異なってきます。少しずつ違うので、覚えるのは大変ですが、意識的に変えることで、自然と習慣も見につき、そして何より自分自身の力が最大に発揮されることや予防にも繋がります。なので、意識的に水分補給の方法を運動の状況により変えてみましょう!

【参照コラム】
夏に知っておきたい猛暑対策 ~甲子園に向けたコンディショニング作り~

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[page_break:足がつらないための対策/食中毒は自分で予防できる!?]

 足がつる原因と対処法

 足をつる球児が続出している原因の一つが、水分不足が原因の一つと考えられます。

足がつる原因と対処法とは?

 「攣ってしまった!」、そんな時は、血流不足が原因なので、冷やすのではなく温める、固定ではなくより積極的に動かすことで、血流を増やしましょう。

 しかし、何よりも攣らないことが1番良いですね。そのためにできることは、水分・塩分の補給です。

 そして、試合前には、ウォームアップを行って体温・筋音をあげることを行い、練習や試合中は、スポーツドリンクにより塩分を補給することが予防に繋がります。

 ちなみに、スポーツドリンクを飲む際は、スポーツドリンクには、塩分だけでなく、糖分が含まれているため、体内への吸収効率を考慮し、糖分濃度を3%程度にすることがオススメです。

【参照コラム】
足がつる原因と対処法

 食中毒は自分で予防できる!?

 更に、猛暑ならではの注意点は、食中毒!高温多湿が原因で、食中毒が多発しがちです。また、オーバートレーニングのため、抵抗力が落ちてしまうため、夏場は食虫毒になりやすいです。

夏場に陥りやすい食中毒

 そして、腹痛や嘔吐の症状に陥ります。「この日のために頑張ってきた!」、そんな試合での腹痛や嘔吐で、思うような最高のプレーが出来ずに、後悔や悔しさを残してしまってはもったいないです。そんな食中毒は、自分自身で防ぐことができます!

 菌を持ち込まないように、徹底的に洗うことで予防することができます。

 そして、「もし、食中毒になってしまった」、そんな時は、嘔吐で水分が奪われやすいため、電解質の入っている経口補水液をオススメします。ちなみに、スポーツドリンクは、糖質が多いため下痢が悪化することが考えられます。

 「もし、食中毒かなあと思ったら」、そんな時は、原因菌を出してしまうことが大切です。市販の薬で止めるのではなく、原因菌をすべて体内から出し、しっかり水分をとりましょう。そして、食中毒は経口感染するので、チームの仲間に移さないように、コップの使いまわしをすることはしないようにしましょう。

【参照コラム】
夏場に注意しておきたい食中毒とその予防

すべて難しいことではなく、常にやっていることを少しだけ意識的に行うことが大切。誰よりもいち早く知識を習慣とすることで、暑い8月の中で、練習の成果とケガの防止に繋げよう!

 【合わせてよんでおきたい】

▼熱中症を未然に防ぐ生活習慣ってなんだろう?


▼紫外線と疲労には、恐ろしい関係が!!


▼夏バテを予防する食事がある!8月の酷暑に備えろ!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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