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汗によるトラブルを防ごう

2016.08.02

汗によるトラブルを防ごう

汗によるトラブルを防ごう | 高校野球ドットコム

失った汗の分を補給し、汗をかいたらこまめに拭き取って皮膚トラブルを防ごう

 運動をすると身体があたたまるため、人間の身体は汗をかくことで体温を下げるようなメカニズムが整っています。汗の量は個人差がありますが、野球をしているとある程度汗をかくのは避けられないもの。

 汗びっしょりになったウエアはすぐに着替えるようにすると思いますが、多少の汗であればそのままにしてしまっていることがあるかもしれません。しかしかいた汗をそのままにしていると皮膚トラブルの原因ともなりやすいので注意が必要です。

 暑い時期に多い皮膚トラブルとしては汗疹(あせも)が挙げられます。よく見られる部位としては首周辺部、脇の下、肘や膝の裏側など。汗のたまりやすいところにできやすく、高温多湿の環境で汗を排出する管(汗腺)に汗がたまることによってできるといわれています。

 汗をそのまま放置していると汗腺内で炎症を起こしたり、細菌が侵入して感染症を起こすことがあります。またもともとアトピー性皮膚炎の症状がある人はより悪化してしまいやすいため、汗をかいたらこまめに汗を拭いたり、着替えたりするように心がけましょう。

 汗をかいた状態でそのまま過ごしていると、汗が蒸発する際に身体の熱(気化熱)を奪うことが知られていますが、思った以上に皮膚表面から冷えてくるため、夏風邪を引いてしまうなど体調を崩しやすくなります。汗をかいたらこまめに拭く、ウエアを着替えるといったことを行い、皮膚の保護と体調管理に努めましょう。

 また汗にはナトリウムなどを始めとするミネラル分が含まれているため、運動中や運動後にはこうした水分・ミネラル分を補給し、脱水や熱中症予防を行います。個人差があると思いますので、それぞれ汗による失った水分量・ミネラル分量を考慮してこまめな給水を心がけましょう。

文:西村 典子
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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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