西東京大会ベスト8展望!本日、準々決勝4試合!注目の一戦や見どころは?
いよいよ23日(土)、西東京大会準々決勝4試合が開催される!
【試合日程】
8:30 東海大菅生vs國學院久我山
11:00 八王子vs早稲田実業
13:30 創価vs早大学院
16:00 日大三vs聖パウロ学園
さて、30校くらいに甲子園のチャンスがあるのではないかとも言われた混戦の西東京大会。都立勢が一つも残らなかったのは、やや意外であったものの、比較的名の通った強豪校が8強に名を連ねた。
■ベスト8のチーム分析!
江川 昂輝(國學院久我山)
第1シードの底力で強豪を連破―東海大菅生
これまでの3試合でコールドは、1試合だけ。第1シードとして苦戦しているようにみえても、相手は日大二、日大鶴ヶ丘と強豪校続きの厳しいブロックに入ったことを考えれば、しっかり底力をみせている。本来二刀流ながら、今大会では投手を中心にしている伊藤壮汰は安定した投球。新一番打者の小田桐 陸も監督の起用に応える活躍をしており、打線に厚みが出てきた。
ナンバー1左腕を打ち崩した強力打線―國學院久我山
これまでの試合で特筆すべきは、3回戦で大会ナンバー1左腕の呼び声高い聖徳学園の長谷川 宙輝を打ち崩したこと。笠原 大和、齊藤 大地、片岡 遼と並ぶ打線は強力。マウンドは2年前の中心打者・江川 尚輝の弟、江川 昂輝が牽引する。準々決勝は、昨年の準決勝と同じ東海大菅生。果たして、リベンジなるか。
驚異のKN砲で連覇に好発進―早稲田実業
日本中の関心を集める中でも、清宮幸太郎(関連記事)のバットはとどまるところを知らない。課題の一つであった清宮の後ろを打つ打者も、1年生の野村大樹(関連記事)が期待以上の活躍をしている。残る課題は投手力。その意味では、吉村 優、服部 雅生のリレーで、国士舘の打線を完封したことで、希望がみえてきた。
スターなき強力軍団―八王子
注目選手の多い、早稲田実に比べ、八王子には飛び抜けた選手はいない。しかし、どこからでも得点できるのが、このチームの強みだ。そうした中、2年生左腕の早乙女 大輝が急成長を遂げており、昨年の夏の準々決勝と同カードになった、早稲田実打線との対決が楽しみだ。
谷井を中心に全体がレベルアップ-創価
1年生時から主戦投手である谷井 怜央は、投手としてのレベルが高いだけでなく、守備もうまく、本塁打を打つ力もある。ただその分、谷井に頼り過ぎのきらいもあったが、この夏は、背番号1の岸 圭太がマウンドを助ける一方で、1年生で1番打者の門脇 誠や、この大会は捕手を守る八柄 航大らが、打でも谷井を助ける。
大会ナンバー1右腕・柴田がカギを握る―早大学院
木田 茂監督が「20年に1人の逸材」とほれ込む柴田迅が、カギを握る。4回戦の都立東大和戦では、藤原 涼との投手戦に投げ勝った、西東京ナンバー1右腕。打線も2年生捕手の浦野 聖弥を中心に力がある。目標は、「打倒早実」。その前に、創価戦が控えている。柴田・谷井の投手戦も見逃せない。
9回で3点差をひっくり返す底力―日大三
初戦の佼成学園戦の9回表で3点差になった時、多くの人は三高もこれまでか、と思った。しかし、9回裏に一気に4点を入れて逆転する底力は、さすがというべきだ。しかし、失策が点に結びつくなど、課題もあった。肯定的な材料は、下手投げの洞口 敬太郎が明星を完封するなど、目途が立ったこと。宮木 紳道、坂倉 将吾らの打線は強力。
菅野、松尾の強力打線―聖パウロ学園
初戦の都立千歳丘は、動きが硬かったが、2戦目以降は、主軸の菅野 岳史、松尾 奎吾にも当たりが出だした。春は松尾頼みの投手陣であったが、夏はもともとのエースである町田 智輝も復調。投手陣の層は厚くなった。日大三相手に、8強の壁を破ることができるか。
(文・大島 裕史)
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