佐賀県立多久高等学校(佐賀)
集合写真(県立多久高等学校)
主将が語る夏の抱負
佐賀県多久市にある佐賀県立多久高校は1年生11人、2年生9人、3年生11人、マネージャ−5人の総勢36名のチームで、『宮川理論』という理論で力をつけた打撃、牽制やバントシフトが多彩で守備で細部までこだわりを持っていること、そして気迫と元気が持ち味のチームです。多久ナインは、それらの持ち味を活かし、春の大会では見事ベスト8まで勝ち進みました。
練習は朝と放課後、昼休みのミーティングを行っていますが、放課後は19時過ぎまでと練習時間が限られています。しかし、環境は非常に充実していて、学校にあるグラウンドと[stadium]多久球場[/stadium]を使用する二つの班に分かれ一人当たりの練習量が多くなっています。
また、練習内容は技術練習が豊富で細かく分かれているそうで、選手たちが細かな動作や考え方を意識しやすいように、目的・内容や図・留意点が書いてあるプリントをメニューごとに配布しています。さらに、引退した3年生は夏の大会が終わっても引退せず、自ら学んだことを後輩たちに伝えるため練習に参加しているそうです。
チームのキープレイヤーには長打力があり頼れる3人の2年生、大坪 俊介選手、鶴田 大輝選手、田代 典選手がいて、センターラインを守りチームを引っ張ります。さらに夏の大会では長打力に定評がある堤 大地選手、守備のスペシャリスト新郷 一樹選手、そして打撃の切り札で成績も優秀な高塚 雄大選手ら3人の副主将に期待が寄せられています。
主将の谷村 大聖選手にお話を伺うと「春の大会では秋に負けた唐津西と佐賀工業にリベンジすることができましたが、準々決勝で佐賀商業に完敗してしまったのでこのレベルを上げていかなければならないと実感しました。しかし県ベスト8という実績は自信となり、今までの方向性は間違っていなかったのだなと感じました」と語ってくれました。
谷村主将は「冬のトレーニングでは選手たちの体が大幅に大きくなり試合で勝てるようになりました。そして春ベスト8進出は主将として嬉しかったです。夏の大会では、本気で練習してきた成果を発揮し『佐賀県大会優勝の夏!』にしたいです」と熱く夏の抱負を語ってくれました。
[page_break:打撃に期待の2人に直撃!]打撃に期待の2人に直撃!
堤大地(県立多久高等学校)
ここからは副主将の堤 大地選手と高塚 駿平選手にもお話を伺ってみましょう!
Q. 堤選手は高校野球のどういったところがすきですか?
堤:野球はいろいろな所でできますが、高校野球は一味違います。高校野球ほど一生懸命なれるものはないので、本気の高校野球が大好きです。
Q.高校野球は一生に一度しかできないですからね。最後まで本気を貫いて欲しいです!続いて高塚 駿平選手がもう一度対戦してみたいと思った高校はありますか?
高塚駿平(県立多久高等学校)
Q. ライバル意識むき出しですね!夏の再戦期待しています!ではお二人の注目して欲しいところを教えてください!
堤:『宮川理論』にハマって飛距離が大幅にアップしました。長所の打撃とチャンスでの一打を見てほしい。
高塚:得点圏に走者がいるときの打撃を見てください。打点あげます!
Q. 打撃に期待ですね。最後に、夏の大会へ向けての意気込みをお願いいたします。
堤:最後の大会となるので勝っても負けても悔いの残らないようにしたい。そして、チーム目標である『本気で佐賀県大会優勝』を果たせるように全力でプレーをして最後の一球まであきらめない試合をします!
高塚:最後の大会なので、チームを一つにし、勝利を目指す!
堤選手、高塚選手ありがとうございました!
全員がホームランを打てるように取り入れた宮川理論
■指導者の安部 泰生監督に質問!
安部泰生監督(県立多久高等学校)
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなチームを作り上げてきたでしょうか。また、チームの強みを教えてください。
秋までは非常に力の無いチームでしたが、一冬超えて体も心も大きくなって頼もしくなってきました。主将谷村君、副主将新郷君、高塚雄君、堤君が幹部グループとなり前向きにチームを引っ張ってきたおかげで、勝負できるチームにまでなったと感じています。夏に向けて戦術の確認・再確認、個の力のさらなる向上を行い、一つ一つ勝利を積み上げていけたら、と考えています。
また、チームの強みは3年生中心のチームワークと打撃『宮川理論』をチームとして取り入れたことだと考えています。バントが多い高校野球の中で、もっと野球を楽しみチャレンジ精神を養うために、すべて部員がホームランを打てる打撃と技術を身に付けようと挑戦しています。もちろん、公式戦で勝利するためにバントもエンドランでのゴロ打ちしますが、ホームランを打てる打撃を身に付けた上でバント等をやるという方針でいます。高校野球を引退しても生涯野球を続けていくと思うので挑戦する気持ちを育んでいけたらと考えています。
Q. 最後に、夏に燃えるチームへ向けて、安部監督からメッセージをお願いします!
全員『熱男!』野球だ!
安部監督熱いお言葉ありがとうございました!
今年も大好評!
【僕らの熱い夏2016 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!