Column

県立石岡第一高等学校(茨城)

2016.02.16

 1910年に創立された石岡第一高等学校は、1922年に現在の場所に移転し、その27年後の1949年に現名称に変更する等、長い歴史がある学校です。茨城県で一番、駅から学校が近いと有名な学校でもあります。創立100年を超え、これからの100年を生き生きと迎えようと活気があるようです。
また、農業に力を入れていることから、茨城県フラワーパークの開園30周年記念イベントでフラワーアレジメント講座を実施するなど、課外でも活気的に活動しています。

 野球部は、現在64名所属し、ベスト4やベスト8に進出するなど成績を収めています。しかし、甲子園までの道のりは近いようでなかなか、届かぬ切符。あと一歩の甲子園に進出するために、石岡第一ナインに今の寒いオフの冬をどう過ごしているか等、伺いました!

チーム基本情報を紹介!

石岡一高校の濱田 虎太郎君(学年:2年/役職:主将)にお話を伺いました!

Q. 部員は何人いますか?

 1年生が30人、2年生が34人の合計64人。です

Q. 大人数ですね~。では、練習のグラウンド環境を教えてください。

 野球部専用の練習スペースがあります。

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[page_break:今年のチームについて]

今年のチームについて

下半身トレーニング風景(県立石岡第一高等学校)

Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。

 賢い守備力、粘り強さ、繋ぎの野球です。

Q. 頭脳と強い気持ちを持ち合わせたチームが伺えます!このオフシーズンではチームとしてどんなことに取り組みますか?

 打力を向上させ勝てるチームになることです。

Q. では、そんなチーム作りのためではあるものの、オフシーズンの練習でこれはキツイ…というものはありますか?

 ティーボールのカゴをもってダッシュすることです。

Q. ではその練習を乗り越えて、目指すものはなんですか?

 春は、関東大会出場!夏は甲子園出場です!

秋の大会を振り返って

Q. 秋の大会はチームにとって、どんな大会でしたか?

 チームの力や課題を確認できる大会となりました。

Q. 地区大会県大会と2度、茨城県の強豪校常総学院と対戦しましたが、1度目と2度目で何か意識して変えた点はありますか?

 野手は3点取り、投手陣では2点以内に抑える、というプランを立てました。同じ相手に負けられないという強い気持ちで挑みました。

Q. 具体的に数字を掲げ、そして技術面とメンタル面の両方で強いチームを意識したのですね。では、そんな大会で、新チームとなって初めての大会でしたが、先輩たちと比べて未熟だなあ、と感じたとこと、負けてないとこはありますか?

 打力ではまだまだ追いつけない存在ですが、負けん気、諦めない強い気持ちでは、先輩にも負けていないです!

Q. 今後、打力でも先輩に負けないと胸を張って言えるようになると良いですね。さて、チームの中で秋に活躍した仲間を紹介してください!

 2回戦の水戸商業戦で気迫のある投球でチームに勝利を呼び込んだ土田 健登です!

Q. 良い仲間を持っていますね!では、春以降キーマンとなってくれるであろう選手を教えてください。

 1年時から出ていて、どんな状況でもチームを救ってくれるプレーが期待できる土井 活平飛田 直樹です!

Q. 2人が更にチームを活気づけてくれるといいですね。さて、2年生にとっては最後となるオフシーズン。1年生にとっては、初めてのオフシーズンだと思いますが、春に向けてどんな冬にしたいですか?

 この冬、チーム全員で切磋琢磨し合い、春には、体・心・技術において大きく成長したいです!

 64人という大勢のチームをまとめる濱田主将!ありがとうございました!

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[page_break:指導者が語る!このチームの強み]

 ここからは、石岡一細井 将矢君、土井 活平君にお話を伺います!

高崎大幹選手(県立石岡第一高等学校)

Q. 高校野球が好きな理由は何ですか?

細井 将矢(以下「細井」):最後まで諦めなければ、奇跡がおきるところです。
土井 活平(以下「土井」):皆で1つの目標に向かって頑張って勝利を掴むところが好きです。

Q. 最後まで諦めなければ、奇跡が起きる。そんな高校野球が好きなのですね。ではこの冬はどのように過ごしていきたいですか?

細井:辛いメニューの中で自分のことだけでなく、声を出して、チームを盛り立て、チーム全体でスキルアップできる冬にしたいです。
土井:甲子園出場を目指しているので、心・技・体、すべてにおいてレベルアップし、甲子園で戦える選手になれるような冬にしたいです。

Q. では、野球をする上でモットーにしている好きな言葉を教えてください!

細井:気持ちで負けていたら、勝負には勝てないと思うし、本来の自分の力も出し切れないと思うので、「最後は気持ち」!最後まで諦めなければ、何か起こると信じています!
土井:自分はここまでできればいいと限界は作らず常にうまくなりたいと思える「向上心」です!

Q. どちらも、背中を押される言葉ですね。最後は気持ちの細井君、向上心を志す土井くん、熱い宣言と夏までの目標をお願いします。

細井:この冬で走攻守、全て揃ったチームの主軸となり、このチームを甲子園に導けるような、県ナンバーワンのセンターになります!そして、夏までに、甲子園でも通用するレベルになります!
土井:秋の大会では4番を任されましたあまり期待に応えることができませんでした。夏までにここぞの場面でチームを救えるようなバッターになりたいです!

 モットーにする言葉を大切にし、自分に磨きをかけ、今しかない高校野球を楽しんでください!細井君、土井君、ありがとうございました!

指導者が語る!このチームの強み

川井 政平監督に質問!

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。秋の大会の振り返りや冬でのテーマを教えてください。

 前チームが大型のチームであったので、個々の力は少し落ちると思っていました。なので、まったく別のチームを目指すことにしました。まず第一に守備力の安定、第二に機動力、第三に勝負強さです。
秋の大会は、それらが発揮されてベスト8になれました。一方、準々決勝常総学院戦では、鈴木投手を攻略できず負けたので、パワーと同時にこの冬は対応力を課題としてやっています。

Q. 今の代にあった戦術方法で、ベスト8まで進んだのですね。では、最後に、厳しいトレーニングに取り組んでいる選手達へ一言お願いします!

 現時点、よく頑張ってトレーニング、練習に励んでいて、たいしたもんだなと思っています。
目標をぶれずに、自分たちの理想をするチームを皆で力を合わせて作り上げていってください!

 64人で切磋琢磨し、川井監督のもと、より粘り強い、繋ぐ野球で甲子園を目指していってください!ありがとうございました!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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