おもちのススメ
新年明けましておめでとうございます。
「一年の計は元旦にあり」みなさんどんな目標をたてましたか?
当コラムも皆様のおかげで80回目を迎えることができました。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今月のテーマは「おもち」お正月、そして冬にはずせない食べ物ですよね。私も大好きなおもち(笑)
以前にも、コラムに何度か登場しました。選手には非常に有効なおもちについて知りましょう。
「おもち」は炭水化物が豊富
おもちにはどのような栄養が含まれるのでしょうか。ごはん(飯)とくらべてみましょう。
エネルギー(kcal) | たんぱく質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | |
ごはん(飯・精白米) | 168 | 2.5 | 0.3 | 37.1 |
もち | 235 | 4.2 | 0.8 | 50.3 |
※可食部100gあたり
※日本食品標準成分表2010より(一部改変・抜粋)
お茶碗に軽く1杯(100g)のご飯とおもち2個(50g×2個=100g)の比較を考えてみてください。おもちがいかにエネルギー源である炭水化物が豊富かわかると思います。つまり、コンパクトにしっかりとエネルギー補給ができる食品と言っても、過言ではありません。
「おもち」の長所は?
▲ 「おもち」の長所は?
コンパクトにエネルギー補給できること以外に、どのような長所があるのでしょうか。よく言われているのが、次の2つです。
〇消化がいい
おもちは、米を一晩水につけたものを蒸してついたものです。それを丸めたり角に切ったりして形を作っています。
食べる際には、さらに加熱するため(焼いたり煮たり)消化がいい食品です。
〇腹持ちがいい
おもちには、でんぷんがたくさん含まれます。デンプンは、砂糖や果物に含まれる果糖よりもはるかに複雑な構造をしているため、消化に適度に時間を要しゆっくりと吸収されます。持久力系の種目にオススメされるのはそのためです。
「おもち」のおすすめの食べ方
▲「おもち」のおすすめの食べ方
また、食がすすまない時には、お吸い物の中に入れて食べるのもお勧めです。
いろいろとアレンジをして食べてみてくださいね。
いかがでしたか??
食べ慣れているおもちを見つめなおすいい機会だったのではないでしょうか。ぜひ取り入れてみてください。
当コラムで書いてほしい内容、聞いてみたい栄養の話を募集中です。ぜひ編集部にメッセージをお寄せください。
■ 2月の栄養学一口コラムもお楽しみに!