きみのゲン担ぎを教えて!~仲間の贈り物~ 愛産大三河(愛知)
■愛知産業大学三河高等学校 取材にご協力頂いたマネージャーの皆さん
田中志緒実(3年)、榊原祐月(3年)、吉崎舞(2年)、加藤杏佳(1年)、杉山祐希(1年)、松島栞奈(1年)
今年は、レギュラーメンバーたちに、皆さんからどんな贈り物をする予定ですか?
田中 「千羽鶴です。去年の12月ごろからつくり始めていました。当時はまだ1年生が入ってくる前でマネージャーの人数が少なかったので、早目につくりはじめました」
どんな思いを込めて、それを制作または準備しましたか?また、その贈り物にしたのはなぜですか?
愛産大三河高校 エースの副島将志投手
田中 「毎年、マネージャーで千羽鶴をつくっているんです。去年のデザインは金色の鶴の中に、部員の人数分だけ学年カラー(赤、青、緑)の鶴を交ぜました。今年はいろいろなカラーがあるレインボーのデザイン。同じ色の鶴を一本につなげて、それを一つに束ねます。鶴を折って勝てたらいいなと…」
榊原 「一つでも多くの勝利を、という思いを込めて折っています」
制作や準備をしている時に改めて感じた思いはありますか?
松島 「もともと野球が好きで、野球部に入りました。マネージャーとしてしっかりと応援したいな、という思いです」
吉崎 「マネージャーは応援しかできないですが、その分、鶴に思いを込めました」
選手たちに、日頃は言えないけれど、伝えたい夏へのメッセージをお願いします。
愛産大三河高校 公式戦の様子
加藤 「授業などで疲れているはずなのに、部活での声はとても大きくて、一生懸命やっている姿はすごいなと感じています」。
杉山 「雨の日でも走ったり、筋トレを欠かさなかったり。本当に努力されていると思います」。
田中 「チームワークができていて励まし合える、そういう点がすごいです。キャプテン(加藤天斗遊撃手)を中心に、試合でミスしたときなどにちゃんと声を掛け合っているのがよく分かります」。
吉崎 「3年生の先輩にとっては最後の大会だし、ちょっとでも夏が長く続けば、と願っています」。
取材後記
過去に甲子園出場実績もある愛産大三河は、この春の県大会でベスト4に食い込み、夏の愛知大会制覇への期待が高まっています。「部員数が多く(男子部員は66人)、普段の練習中に食べるご飯をつくるときは(おかずの)カレーや麻婆豆腐なども大量になるので、大変なんですよ」と6人の女子マネージャー陣はほほ笑みますが、チームを陰から支えてきた様子がよく分かりました。