Column

光星学院 強打の秘密/田村・北條を生み出した練習法(2)

2012.11.01

強打者を育てた打撃練習法 /東海大甲府(山梨)

 強打者を育てた打撃練習法 第2回をお届けします!

光星学院のティー打撃 (1)置きティー

《ポイント》
・リストターンのタイミングをつかむ練習
・腰は回さない
・膝の向きは真っ直ぐ。内に入ったり、外に向いたりしない。
・打球は正面に飛ばす
・顔を残す
・後ろの幅を出す

▲(写真1)置きティー

光星学院のティー打撃 (2)早振り

《ポイント》
・自分のスイングの連続→正しいスイングの切れを出す練習
・連続ティー
・軸足を回して振り切る
・戻った時、軸足にためを作る

▲(写真2)早振り

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[page_break:光星学院のティー打撃 (3)ロッキング]

光星学院のティー打撃 (3)ロッキング

《ポイント》
・タイミングを外されても強くバットを振る練習(低めや変化球で抜かれても対応できる為の練習)
・ヘッドを残しておくこと
・打者は両足を伸脚するくらい開く
・トスを上げる人はボールを低めに投げる
・フライかライナーを打つイメージ

▲(写真3)ロッキング

光星学院のティー打撃 (4)ロングバット

《ポイント》
・タイミングを外されても強くバットを振る練習(低めや変化球で抜かれても対応できる為の練習)
・1メートルほどのバットを使用する
・長い分、ヘッドを使わないと打てない→ヘッドの重みを感じながら振る
⇒ヘッドが先に出るとバットは言うことを聞かない。変化球に対応できない

▲(写真4)ロングバット

(取材=高橋 昌江

 北條史也はこの夏の選手権大会の準々決勝・桐光学園戦で、松井裕樹から二塁打を打った。その時打ったのは外角低めの変化球。体勢を崩されながらも、ヘッドが残って、鋭く振ることが出来ていた。とらえた打球はぐーんと伸びて行って、左中間を破る当たりだった。それができたのも、普段のティー打撃(ロッキング)から体勢を崩されても強く振る練習を重ねていたからだろう。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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