正しい歩き方の基本!! 正しい歩き方の紹介+セルフチェック
第1歩 正しい歩き方の基本!! 正しい歩き方の紹介+セルフチェック2012年04月27日
全ての運動の基本となる「歩く」という動作を、あなたはしっかり意識したことがありますか?新入部員必見!!怪我の予防につながる歩き方。
歩き方の改善は、パフォーマンス向上にも影響します。正しい歩き方のポイントをお伝えする前に、まずはあなたの「歩き方」をセルフチェックしてみましょう。以下の7つの項目で該当するものはありますか?
1:靴の踵の外(内)側ばかりがすり減る
2:泥はねが多い
3:がに股・内股で歩いている
4:足音がうるさい
5:よく躓(つまづ)く
6:よく歩いているのに、あしのむくみがとれない
7:歩いていると腰が痛くなる
さて、いくつあてはまりましたか?1つでも該当した人は、正しい歩き方をしていないかもしれません。例えば、5番目の「よく躓く」という人に多いのは、腹筋が弱っているために背中も丸まり、重心が下がっている。その結果、脚が上がりにくくなり躓くというケース。7番目の「腰が痛くなる」というケースでは、骨盤が前に傾きすぎて、上半身からくる負担を腰椎に集中させてしまっているケースが目立ちます。
[page_break:正しい歩き方の基本]正しい歩き方の基本
NGウォーク(がに股) |
OKウォーク(進行方向) |
体幹を引き締めて |
では、このような症状を解消する正しい歩き方の基本を7つお伝えします。
1:正面の鏡に映した姿の左右の踝・膝・腰・肩・耳をそれぞれ床と平行に、
横から見ると耳・肩・腰のラインを直線上に揃えて立ちます。
2:足指の感覚を意識して、足首や膝関節をしなやかに使います。
3:つま先、膝は進行方向へ向けます。
4:重心を後ろに残して足から歩いていくのではなく、むしろ上半身から進んでいく感覚を持ちます。
この時、後ろ脚で身体を送りだします。
5:足の親指と人差し指を意識することで、腿の内側の引き締めと身体の安定に有効です。
6:体幹部のインナーマッスルを引き締めておくことで、腰を守りながら、四肢のパフォーマンスを向上させます。
7:呼吸と連動させて肩の力を抜きリズミカルに歩きます。
この7つのOKポイントを意識して、「歩きとは足の動作のみではなく、全身の筋肉を連動させてバランスよく使う動作である」と認識しましょう。
怪我を防ぐため。最高のパフォーマンスを発揮するため。全ての動きの基本となる姿勢と歩き方の改善レクチャーを是非実践して下さい。
次回は、普段の生活の中での歩き方のポイントをお伝えします。正しい歩き方を身に着けるには、普段の意識が重要です。では何を意識するのか?授業中にできることはあるのか?!良い歩き方のメリットをお伝えします。
(文・ウォーキングプロデューサー/株式会社タニタ アドバイザー OK和男)