打動作のウエイトトレーニング
長い冬も終わり東京では都大会予選が始まりました。冬の成果を発揮できたチーム、また出し切れなかったチームもあると思います。残念ながら負けてしまったチームは敗戦の原因を分析しいち早く気持ちを切り替え夏に向けて始動しましょう。
さて今回のテーマは「打動作のウエイトトレーニング」です。
まずは打動作をメカニズム的に分解していきましょう。
1:構え
2:割れ
3:移動
4:インパクト
このように大まかに分解することが出来ます。では順番にこれらを向上させるトレーニングをご紹介していきます。
[mobile]※詳しいイメージ図はPCよりご覧ください。[/mobile]
1:構え
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■スクワット
骨盤前傾を意識しましょう。体重が踝下にかかるように意識しましょう。
上の2点が最も力の出しやすいポジションです。構えの位置はこの2点を意識してとるといいでしょう。
2:割れ
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■シングルスクワット
これは前回の投動作のトレーニング時にもお伝えしました。
脚を挙げてから沈み込む際に中心軸を後ろ足(右打者なら右脚)に寄せます。この時も体重は踝下にかかるようにしましょう。
3:移動
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■サイドスウェー
これは割れで後ろに残した体重を前脚に移動する際のトレーニングです。
ここでは出来るだけ体を捻らないようにしましょう。捻ることによってパワーのロスとミートポイントのずれが出来てきてしまいます。
4:インパクト
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バーベルを担ぎ体重を前脚に乗せます。そのまま股関節から捻りながら前脚を伸ばしていきます。その際に前足も一緒に捻れないようにします。上半身は左に捻り股関節から下は右に捻る意識を持ちましょう。
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メディシンボールなどを持ち体重を後ろ足に乗せます。そのまま前脚に移動しながらボールを前方の投げます。その際に出来るだけ身体を捻らないようにしましょう。
全てのトレーニングにおいて20RM(RM:ウエイトトレーニングにおける特定の負荷を使った場合の最大拳上回数。20RMとは、休みなしで20回あげられるという意味。)位の負荷に設定するのがベストです。動作のスピードは出来るだけ早く行いましょう。
意識としては実際に打つ動作を意識しながら行います。あまりウエイトトレーニングと思いすぎないようにしましょう。
(文=田口 亮)
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