試合レポート

徳島商vs作新学院

2011.10.03

龍田祐貴が連日の好投

3番・左翼手の岸隆一郎(2年)、6番・二塁手の龍田大地(1年)、7番・三塁手の富岡健悟(1年)、8番・右翼手の山本真之祐(2年)、9番・投手の坂本温基(1年)とこの日の徳島商は、下級生5名をスタメンに並べた。
その起用について徳島商の森影浩章監督は「3年生が、1、2年生に経験をさせてやってくださいといってきましたし、私もそう思ったので起用しました」と3年生と意思疎通したオーダーで試合に挑んだ。しかし、先発の坂本が2回途中降板に続き、前川紀洋(1年)も2回を投げ、作新学院打線に5安打を浴びた。こうなると前日の完投勝利に続き、連投となるエース龍田祐貴が4回からマウンドに立った。この日の龍田祐も見事な投げっぷりをみせ、6回を被安打2の奪三振5と連日の熱投で観客を魅了した。
「張りはあったんですけど、自分は投げた次の日の方が調子いいので、今日はよかったですね。1年生(投手)の二人は、甲子園でもベンチに入っていましたが、全国では初めての登板となったので、いい経験になったと思います」と3年生エースらしい後輩への思いやりも垣間みえた。
翌日の準決勝で対戦が決まった日大三に対しては「是非、先発したい。自分の持っているすべてを出し切りたい」と3連投覚悟で、王者に挑戦状をたたきつけた。野球を存分に楽しんでいる名門の勢い、なかなか頼もしい。

(文=編集部:アストロ
(撮影=中谷 明

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.01

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.06.01

【愛知】報徳学園は豊橋中央にサヨナラ勝ち、豊川には黒星<招待試合>

2024.06.01

【東京六大学】早稲田大が大勝で7季ぶり優勝に大手!プロ注目スラッガー・吉納が2発、エース伊藤は8回1失点の快投見せる!

2024.06.02

福岡に逸材現る! ケガから復帰後即144キロ! 沖学園2年生エース・川畑秀輔に注目だ!

2024.06.01

センバツ出場の豊川がセンバツ準Vの報徳学園を破る!課題だった投手陣に手応え【愛知招待試合】

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.28

【鹿児島】鹿児島玉龍と樟南が8強へ<NHK旗>

2024.05.29

【宮崎】延岡学園と日章学園がともにタイブレークを制して4強入り<県選手権大会>

2024.05.28

【佐賀】佐賀商と龍谷が、ともにコールド勝ちで決勝へ<NHK杯>

2024.05.27

【鹿児島NHK選抜大会】開幕戦は延長11回に及ぶ激闘!川内商工が5点差をひっくり返し、逆転サヨナラ!

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得