試合レポート

法政二vs平塚工科

2011.09.11

法政二vs平塚工科 | 高校野球ドットコム

4番青木君(法政二)

2度のビッグイニングで、法政二が平塚工科粉砕

 法政二が2回と6回にビッグイニングを作って、結果的にはコールドゲームで快勝した。
2回の法政二は7番高山君が三塁線を破る二塁打で出ると、俄かに制球の乱れた平塚工科の先発左腕駒澤君から、暴投と4連続四球で2つの押し出しで3点を奪う。さらに、代わった片岡君からも4番青木君が左中間へ二塁打して2点を追加した。

それでも、前日に、力は上かと思われていた弥栄に3―0と快勝して勢いに乗る平塚工科は3回に、4番山本君の左翼へのソロで反撃を開始した。4回には2死一二塁から、3番岩木君の三塁線二塁打で2者を返して2点差とした。平塚工科としても、打つべき中軸が、しっかり打っての反撃だけに、平塚工科としては、勢いづきたいところだった。

しかし、法政二も杉崎君からエースナンバーをつけた島崎君にスイッチして抑え体制とした。そして、6回には、2番植木君が中前打で出ると、盗塁と四球などもあって二三塁とすると、青木君が中犠飛を放って待望の追加点を挙げる。

さらに、斎藤佑君の中前打、高山君のタイムリー打などでこの回に4点を挙げて、再びリードを広げた。

8回にも、法政二は斎藤佑君の左中間三塁打に高山君の左犠飛などでさらに2点を追加した。5回途中からリリーフしていた島村君は、失策の走者を一人出したものの盗塁を刺し、打者10人をきっちりと抑えた。低目へのコントロールがよく、見た目はそれほど威圧感はないものの、大崩れはしないだろうというタイプに思えた。
平塚工科は、二番手の片岡君が何とか踏ん張っていたが、二巡したところで、こらえきれなかった。

(文=手束仁)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.06

【富山】富山商が高岡商を破って春連覇達成<春季県大会>

2024.05.06

【石川】星稜が完封リレーで「県4連覇」、北信越大会へ<春季県大会>

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.06

【春季埼玉県大会】花咲徳栄4回に一挙10得点!20得点を奪った花咲徳栄が昌平を破り優勝!

2024.05.01

春季大会で頭角を現した全国スーパー1年生一覧! 慶應をねじ伏せた横浜の本格派右腕、花巻東の4番、明徳義塾の正捕手ら入学1ヶ月の超逸材たち!

2024.04.30

大阪大などに卒業生を輩出する進学校・三国丘  文武両道を地で行く公立校は打倒・強豪私学へ「何かしてやりたい」

2024.04.30

【岩手】宮古、高田、久慈、久慈東が県大会出場へ<春季地区予選>

2024.05.01

【神奈川】関東大会の切符を得る2校は?向上は10年ぶり、武相は40年ぶりの出場狙う!横浜は6年ぶり、東海大相模は3年ぶりと意外にも遠ざかっていた春決勝へ!

2024.04.30

【山口】宇部鴻城が西京を下して7年ぶり優勝!<春季大会決勝>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>