城北vs阿蘇連合
阿蘇、阿蘇清峰から阿蘇中央へ
城北が、序盤のリードを荒巻篤史、福守勇介の無失点リレーで切り抜け、城北が完封で4回戦へ駒を進めた。
それと同時に阿蘇、そして阿蘇清峰の歴史も幕を閉じることになった。これからは、阿蘇中央としてその伝統を受け継ぐことになる。それにしても強豪・城北相手に最後まで諦めない阿蘇連合の戦いには、スタンドから惜しみない拍手が送られた。
阿蘇で唯一の選手となった井手亮太郎は、8回に代打で登場し、果敢に初球をフルスイング。最後はセンターフライ倒れたが、試合後、こう話してくれた。
「最初から初球をフルスイングすると決めていました」
サードコーチャー、伝令、選手たちへの目配り、気配りとチームのために彼が常にやってきたこと。それをこの一打席にぶつけるという思いは計り知れないものがあっただろう。阿蘇のユニフォームにまとい最後の一打席となったが、最後まで果敢に攻め続けた彼の心意気にもう一度拍手を送りたい。
(文=編集部:アストロ)