試合レポート

鹿島実vs鳥栖工

2011.07.17

鹿島実vs鳥栖工 | 高校野球ドットコム

中尾(鹿島実)

鹿島実、息詰る投手戦を制しベスト16進出

鹿島実が延長11回1−1の同点から1点を勝ち越し、鳥栖工に競り勝った。

二回、鹿島実は4番坂口諒馬のライト前ヒットを足がかりに、1死一 三塁のチャンスをつくると、七番鍬本遼一がライト線にタイムリー2塁打を放ち先制。

同点にされ延長戦となった11回、一番大江敦志の安打から2死後2四球をえらび満塁。6番原田祥がレフト前安打で勝ち越しに成功した。

先発•中尾雅也が緩急をうまく使い鳥栖工打線に的を絞らせず、八回の1失点に抑え、延長11回を投げぬく力投をみせた。
鳥栖工は八回に川原裕貴の内野安打と犠打で作ったチャンスに、一番中村亮の左中間への二塁打で同点に追いつく粘りを見せたが、あと一本が出ず、先発川原裕貴の延長11回134球におよぶ力投に報いることはできなかった。

鹿島実•中尾雅也、鳥栖工•川原裕貴、ともに一延長11回を投げ抜いた。

鹿島実•中尾は緩急を巧みに使い、鳥栖工川原は右横手からナチュラルにシュートするストレートと外角へのスライダーでで凡打の山を築き、相手打線に連打を許さないエースらしいピッチングで互いに一歩も譲らない投手戦となった。

(文=藤吉ミチオ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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