試合レポート

常磐vs行橋

2011.07.11

常磐vs行橋 | 高校野球ドットコム

エース・佐久間(常磐)

粘投エース・新垣、最後に力尽きる

 部員22名の行橋。登録メンバーの出身中学内訳は6校、うち先発メンバーのそれは4校と地元主体のチーム。強豪校とは言い難いが、右スリークォーター気味の新垣が、走者を出しながらも、緩急の投球をみせ、併殺打や要所での三振と5回まで1失点としのぐ。常磐サイドからみれば、4回に先頭打者の2番寺田が三塁打を放ったあと、木村と佐久間も連続安打で出塁するも、後続が凡退。たたみかけるチャンスを逸し、いやな流れだ。

 しかし、粘投の新垣に異変がおこる。酷暑のせいか、足に異常をきたしたのは6回。軸足のためが利かずに、4連打で2点を失った。満足に投球できる状態ではなかったが、ベンチは3年生の新垣にマウンドを託す。

7回、エース渾身の投球もむなしく、勢いにのる常盤打線は、甘い球を狙い打ちで3安打を集め、コールドで行橋を押し切った。

 行橋は、先発メンバーを5名の1・2年生が占める。地元選手が結束し、エースの無念を来夏は果たしたい。

(文=トマス

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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