Column

秋季大会を振り返って 〜東京編〜

2008.08.16

第1回 秋季大会を振り返って 〜関東一編〜2007年11月06日

秋季大会を振り返って 〜東京編〜 | 高校野球ドットコム

新チームの秋を制した関東一高。決勝戦以外はすべてコールド勝ちと打線が目立っていました。
そこで関東一高の打線について考えてみたいと思います。
19,20,13,12 関東一高の本戦4試合のヒットの数である。

本戦4試合チーム打率489

攻撃型のチームである。
その中で特に目立っていたのが上位打線

1.田邊君・泉澤君の1,2番コンビ
関東一高は4試合すべて初回から得点をあげているが、必ず田邊君が出塁している。そして泉澤君が必ず、送り1アウト2塁、という形を作る。また田邊君がツーベースヒットで出塁すると泉澤君のサード前のバントがそのまま内野安打になってしまう。泉澤君の走力とバント技術の高さを示している。

そしてその流れが関東一高の攻撃の流れを生み出している。

初回打率10割田邊君 4試合で6本のセーフティーバントを成功させた泉澤君

2.広瀬君・江川君の3,4番コンビ
旧チームからのレギュラーの2人。新チームではチームの主軸として打線を牽引した。
本戦4試合で広瀬君が17打数9安打 江川君が15打数10安打と打線の核として機能している。

また下位打線も8番松本君は国士舘戦でHRを打つなど、長打力をもっている。そして4試合で5つ四球を選び、出塁率も588と高い。その松本君と上位打線のつなぐ間として、9番土屋君は10打数4安打犠打5としっかりピースとしての役割をはたしている。

適材適所でそれぞれが自分の役割をしっかりはたす、秋の関一打線にそんな印象を持ちます。

11月10日は明治神宮大会。プレ選抜で関東の覇者、横浜高校と対戦が決まっている関東一高。大技小技、機動力ありの関東一打線が横浜投手陣相手にどのような戦い方を見せるのか、非常に楽しみです。


<!–

–>

<!–

–>

<!–

–>

<!–

–>

<!–

–>

<!–

–>

<!–

–>

秋季大会戦績
秋季本大会 決勝 関東一 9-5 国士舘 レポート
準決勝 関東一14-4 早実 レポート
準々決勝 関東一15-4 東京実業 レポート
2回戦 関東一11-4 創価 レポート
ブロック予選 決勝 関東一13-1 都紅葉川  
準決勝 関東一10-0 都小金井工  
2回戦 関東一 7-0 豊南 レポート

秋季本大会の打撃成績
田邊君 667 18 12
泉澤君 667 15 10
広瀬君 529 17 9
江川君 667 15 10
中村君 357 14 5
新井君 333 9 3
玉井君 333 6 2
猪本君 250 8 2
阿部君 000 1 0
片岡君 667 3 2
松本君 417 12 5
土屋君 400 10 4

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.16

涙の甲子園デビューから大きくレベルアップ!前橋商の192センチの剛腕・清水大暉は、高速スプリットで群馬県大会19回1失点、22奪三振の快投!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.05.16

【2024年春季地区大会最新状況】全道大会は出場校決定、関東と東海は18日に開幕

2024.05.16

U-18代表候補・西尾海純(長崎日大)、甲子園で活躍する幼馴染にむき出しのライバル心「髙尾響には負けたくない」

2024.05.16

【秋田】夏のシードをかけた3回戦がスタート、16日は大館鳳鳴などが挑む<春季大会>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.12

学法石川の好捕手・大栄利哉が交流戦で復帰! 実力は攻守ともに世代トップクラス!身長200センチ右腕を攻略し、完封勝利!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?