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第37回 筋肉をつけて体重を増やそう2012年01月30日

食事を工夫する
こんにちは、アスレティックトレーナーの西村典子です。
基礎体力づくりに励む中で、この冬で体重を増やしたい!とがんばっている選手も多いのではないでしょうか。体重を増やすためには食事はもちろんですが、トレーニングや日常生活においても工夫が必要となってきます。
ただし急激に体重を増やすとケガの原因になってしまうことも。今回はムリをせずに体重を増やすためのポイントなどについてお話をしたいと思います。
見た目にもヒョロっと細長く「食べても食べても体重が増えなくて困っています」という選手の場合、何とか体重を増やそうと食事量を増やす努力をしているようなのですが、ケーキなどの甘い物やポテトチップスなどのスナック菓子なども気にせず食べているような場合があります。間食は上手に利用したいものですが、このような食生活で空腹を満たしていると、結果的に体脂肪が増えることにつながります。アスリートとしては、脂肪ではなく筋肉量を増やすことで体重を増やすように心がけたいものです。カロリーの基本的な考え方として、
「摂取カロリー > 消費カロリー」
であれば基本的に体重が増えるはずなのですが、運動量の多いスポーツ選手の場合、消費カロリーが多すぎて、摂取カロリーが間に合っていないということがよくあります。本人は「よく食べている」つもりでも、日々の練習に見合っただけのものを食べ切れていないことがあるのです。普段の食事を野球ノートなどに書き出し、体重とともに記録をとるとどこを改善すればいいのかといったことが見えてくるようになります。
その上で摂取カロリー不足の選手は
●食事の回数を増やす(朝・昼・練習前・練習後・夜など)
●毎食時に乳製品を一品取る(たんぱく質源の確保)
●練習前におにぎり、パンなどの炭水化物をとる(エネルギー源と摂取カロリーの確保)。
●練習後は、なるべく早く夕食をとる工夫をする
●朝食をボリュームアップさせてとる(たんぱく質源を必ず!)
といったことをアドバイスし、一つずつ取り組むようにしてもらっています。
- 西村 典子さん
- ■ 生年月日:1970年12月5日
- ■ 出身地:大阪府
- 奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。野球用品メーカーにて勤務後、トレーナーとして10年以上にわたり高校野球・大学野球の現場にたずさわる。野球現場での活動を通して自分たちで自分の体をマネジメントする「セルフコンディショニング」の重要性を感じ、チーム・選手・指導者にむけてスポーツ傷害予防や応急処置、トレーニング(ストレングス&コンディショニング)に関する教育啓蒙活動を行っている。
一般雑誌、専門誌、ネットなどでも取材・執筆活動中。また整形外科ドクターと野球の傷害予防に関する共同研究活動なども行っている(現在の研究テーマは手指血行障害について)。
現在、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナーをはじめ、さまざまな高校野球部を担当中。 - ・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
・NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)
・NSCA公認パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
・日本スポーツ整形外科学会会員 等 - 講演依頼はこちら

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