【2日目見所】強打の日本航空石川、日大三が登場!21世紀枠2校の戦いにも注目!
日置航(日大三)
3月23日から開幕した[stadium]甲子園球場[/stadium]で、第90回記念選抜高等学校野球大会。大会2日目は日大三、日本航空石川と大会注目の打撃のチームが登場する。今回は2日目3試合の見所を紹介していきたい。
日大三はチーム打率.391と巧打者揃いの打線が自慢。その中心が打率.444を記録する主将・日置航、秋、1本塁打18打点、打率.514を記録した大塚晃平だ。広角に打ち分ける2人は対応力が広く、勝負強い打撃が期待できる。いかに2人の前に走者をためる攻撃ができるか。また下位打線からチャンスを畳みかける攻撃ができると面白いだろう。対する由利工はエース・佐藤亜蓮は最速142キロのストレート、切れのある変化球を武器にする右の本格派。これまでも強豪校相手に好投を見せており、日大三と互角の勝負を演じるには佐藤のピッチングにかかっていると過言ではない。打線は粘りの打撃で対抗をしていきたい。
東海王者・静岡と北海道王者・駒大苫小牧の一戦。ともに総合力が高く、終盤まで1点を争う好勝負が期待できそうだ。静岡は村松開人、成瀬和人、黒岩陽介など昨年からの経験者はミート力が高く勝負強いのが強み。一発長打は少ないが、単打、単打でつなぎ、一気に畳みかける攻撃を見せていきたい。投手陣は春 翔一朗、鈴木 翔也の2枚看板で最少失点にとどめておきたい。
対する駒大苫小牧は、エース・大西海翔が試合を作り、守備で大西を盛り立て、静岡の攻撃を防いでいきたい。対する打線は秋の公式戦打率.500を記録し、北海道大会決勝でも本塁打を打った3番・舞原陽和がキーマン。北海道大会で見せたしぶとく、相手のリズムを崩す攻撃で、静岡投手陣を攻めていきたい。
日本航空石川は自慢である攻撃力を発揮できるか。初戦特有の緊張感からなかなか力を発揮できないことが多いが、いかに自分のペースで試合運びができるかにかかっている。打線のキーマンは打率.581、3本塁打、18打点を記録した上田優弥、上田と同じく甲子園経験者の原田竜聖が経験者の違いを見せていきたい。対する膳所は身上とするデータ野球で、日本航空石川の弱点を突く試合運びを見せたいところ。エース・手塚皓己が自慢の角度ある速球で、日本航空石川打線を抑えていきたい。