第608回 明治神宮野球大会総括・連日1万人越えの神宮大会!10チームの収穫と課題2017年11月14日

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【目次】
[1]大エースで優勝を飾った明徳義塾 走攻守で完成度の高い野球を発揮した創成館
[2]ベスト4の大阪桐蔭の課題/それぞれのチームの課題

 今年の明治神宮大会明徳義塾の優勝で幕が閉じた。大会2日目~4日目まで高校の部は連日観衆が1万人超えという大盛況な中で行われ、改めて神宮大会の大会としての価値が上がったと実感できる大会となった。今回はチームにピックアップにして紹介をしていきたい。

大エースで優勝を飾った明徳義塾 走攻守で完成度の高い野球を発揮した創成館



優勝を飾った明徳義塾

 優勝した明徳義塾。なんといってもエース・市川 悠太が働きが大きい。全3試合を完投勝利。しかも明徳義塾の公式戦全10試合をすべて完投するという驚異的なスタミナを発揮した。そして打線も、守備型のチームに見えるが、全3試合でチーム打率.352、3割越えがスタメン9人中、7人と、コンタクト能力の高さが光った打線であった。

 不振に苦しんでいた谷合 悠斗準決勝静岡戦の同点2ランを機に決勝戦では、4打数3安打と打率5割で大会を終えた。近年、打撃型チームが多いのが近年の高校野球だが、今年の明徳義塾はセンターラインの守備が堅く、さらに巧打力が高い打者がそろい、絶対的なエースがいるという総合力が高いチームとして、来季の選抜出場が決まれば、優勝候補として注目を浴びそうだ。

 準優勝の創成館は投手力が非常に高く、層の厚さは出場校中トップクラス。最速141キロ左腕・川原 陸、鋭い腕の振りから130キロ後半の速球を投げ込む本格派左腕・七俵 陸、右オーバーとサイドを投げ分ける140キロ右腕・伊藤 大和と、一学年20人の投手の競争を勝ち抜いた投手陣のレベルは全国レベルとして推していいレベルにある。また打線も好打堅守の峯圭汰、4番サード・杉原 健介と本塁打はなくても低い打球が打てる打者が多かった。守備力も内外野ともに高く、完成されたチームだった。指導者、選手たちも「全国でやれる」という手ごたえをつかんでおり、決勝戦でミスが出たことも糧にしながら、春ではどんな姿を見せてくれるか、楽しみなチームだ。

【次のページ】 ベスト4の大阪桐蔭の課題

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明徳義塾 【高校別データ】

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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