第427回 智辯和歌山高等学校(和歌山)「遠さを知った、その上で甲子園を目指す」2017年04月14日

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【目次】(ページ下部のフォトギャラリーもチェック!)
[1]今年最初の練習試合は選抜出場の札幌第一と接戦
[2]注目の強打の下級生
[3]遠さを知った、その上で甲子園を目指す

 2015年夏以来、甲子園から遠ざかっている智辯和歌山。名門校としてこれ以上、甲子園を空けるのは許されない。

 選抜出場を目指していた昨秋の近畿大会は初戦で滋賀学園と対戦。昨年の選抜ベスト8の原動力となった相手エース・神村 月光(当時2年)は攻略したが、棚原 孝太(当時2年)の前に走者を出しても思うようにあと1本が出ず4回以降は2得点。6対13で敗れた(試合記事)。高嶋仁監督はこの試合に1年生バッテリーで臨んでいた。

「もし勝てたら自信つけて、連続で行けますからね」
目の前の選抜だけでなく、その先の夏も見据えての起用だったが滋賀学園打線の力が上回った。

今年最初の練習試合は選抜出場の札幌第一と接戦

主将・大星 博暉(智辯和歌山)

 選抜に出場する年は早めに仕上げて1月から実戦練習を行うが、秋の結果を受け今年は2月に入ってから打撃練習を再開した。その分、技術、体力、精神力を上げようというテーマで冬の練習に取り組みしっかりとトレーニングを積めている。

 キャプテンの大星 博暉(3年)はチーム状態について「冬やってだんだん上がって来てるんで、まだまだ成長しないといけないんですけど、今の時点ではいい感じに出来てると思います」と充実の表情。今年最初の練習試合の相手は選抜に出場する札幌第一。「実戦形式が始まって、秋より個々の力は上がっていると実感しています。この冬やってきてどれだけ通用するか。甲子園に出場するチームなので確かめられたらいいと思います」と意気込んでいた試合は2点差で敗れたが、調整具合の差を考えれば悪くない。

 オフシーズンに意識して取り組んだのは守備力の向上。大星は「投手中心に守り切れなかった。2桁取られた試合もありましたし、しっかり守ることを課題としてやってきました」ただし、高嶋監督の求めるレベルにはまだ達していない。右回り5周、左回り5周の計10周行うボール回しでタイムが55~58秒に収まるのが甲子園レベルの目安だが、今季最初の練習試合を2日後に控えた日のタイムは1分1秒台だった。「60秒を超えるっていうのはまだまだどっかにミスがある」(高嶋監督)

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プロフィール

小中 翔太
小中 翔太
  • 1988年大阪府生まれ、京都府宮津市育ち。大学野球連盟の学生委員や独立リーグのインターン、女子プロ野球の記録員を経験。主なWebの寄稿は高校野球ドットコム。また、野球専門誌「Baseball Times」にて阪神タイガースを担当し、スポーツナビやYahoo!ニュースにも寄稿する。大阪、京都を中心に関西の球場に出没中。
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