第65回 華陵高等学校(山口)2017年06月26日

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集合写真(華陵)
僕らの熱い夏2017 特設ページ
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【目次】
[1]日本一愛される野球部へ
[2]チームの意識が変わった6時間のボール回し

[3]「その他大勢」はチームにはいない!

日本一愛される野球部へ

■春夏の甲子園経験あり
 2008年に21世紀枠として春の選抜に出場し、学校の歴史上はじめて聖地の土を踏んだ山口県立華陵高等学校野球部は、2009年の夏に山口県を制し、2度目の甲子園の舞台に立った。そして現在2017年の華陵野球部は、昨秋に県ベスト4入り、中国大会でも健闘。まもなく迎える最後の夏に、ナインはどのような思いを持っているのだろうか。

 前チームは「甲子園2勝~華陵の歴史を塗り替える~」という目標を掲げていたが、今のチームは「全国制覇」とさらに目線を上げ、同時に「日本で一番愛される野球部」を目指しスタートしたと語るのは、杉本 敬吾主将。

■悔しい敗戦と基礎作り
  さてには山口県ベスト4といきなりの好成績を残すと、中国大会に進出。新チームのスタートとして順調に思えたが、準々決勝で山口県の強豪・宇部鴻城に敗れた。この試合は選手たちにとって最も印象的な試合として刻まれたようで、杉本主将は「相手のミスもあり、自分たちの持ち味も出し、あと一歩のところまで詰め寄ることはできたのですが、最後は地力の差を見せつけられてしまいました」と振り返る。

「ベンチの雰囲気や思い切りの良さといった自分たちの持ち味は、それまでの試合の中では大きな武器として自信を持っていましたが、それだけでは甲子園レベルの相手に太刀打ちできないことを痛感して悔しく思うと同時に、冬場に基礎から鍛え直し、夏必ずリベンジしたいという気持ちになりました」と、強い思いを胸にオフシーズンに向かったナイン。

 基礎からの鍛え直しということで、オフのテーマは「体づくり」。1人1人が春までに何kg増やすかという目標値を設定し、食トレ合宿やウエイトトレ、練習中の補食で体重増加に取り組み、毎日体重を測定。選手たちは体つきや数値の変化、そしてプレーにおいても効果を実感しながら、杉本主将は「なかなか量を食べられない苦しさから、ある意味では練習よりキツかったですね」と思い出を振り返る。

■投打の注目選手
 チームの注目選手は、長打力もある1番打者、まさに「切り込み隊長」の河野 健太郎選手。そして勝負強さが武器の淺田 一輝選手と岡田 陸選手が中軸に座る。彼らが打線の中心として攻撃を担えば、投手陣の軸は2年の小林 由聖選手。「制球力がよく、安定した投球が武器。昨秋の大会でも大車輪の活躍だった」と杉本主将も太鼓判だ。さらに、中島 卓也選手(日本ハムファイターズ)さながらのカットの達人、古森 喜良選手という特殊な技を持つプレイヤーもいる。

■常に実践を想定
 これまでチームの重要テーマだった「練習から常に実戦を想定してプレーすること」を夏に向けてその意識をさらに高く持って取り組んでいるという選手たち。フリーバッティングでも、一人ひとりがケースを設定し、それを宣言して打席に入る。そして守備に就いている選手もケースを設定し、中継や連携を確認。プレーで気になったことがあれば、その時すぐ話し合うようにしているという徹底ぶりだ。

「今まで支えてくださった方々への感謝の気持ちを込めた全力プレーをします。そして自分たちにとっても、応援してくださる方々にとっても最高の夏にします。」と最後の夏に向けて抱負を語る杉本主将。秋の悔しさを晴らす戦いを、ぜひ見せてほしい。

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