徳島県立脇町高等学校(徳島)
集合写真(県立脇町高等学校)
一生忘れられない夏に
徳島県の美馬市にある脇町高校は3年生7人、2年生7人、1年生14人、マネージャー6人の34人のチームです。徳島西部トップの進学校ということで平日は50分授業が7コマあり、16時30分に練習が始まります。授業がギリギリまであるだけでなく、グラウンドもサッカー部、ソフトボール部、陸上部と兼用しているため、練習にも工夫が必要です。また、照明設備が整っていないため、夜間の練習も苦労するそうで、1時間走りっぱなしの練習などを取り入れながらも時間を大切にして練習に励んでいます。そのような環境だからこそ選手間の絆は深く、怪我で野球をやめようとしていたチームメイトを部員全員で自宅に行って引き留めたことがあるそうです。
今年のチームは明るい・元気・前向き、あいさつは大きな声で、終盤の粘りをテーマにしてきました。春の大会では初回の投手の踏ん張りと打線のつながりが弱く、課題として挙げられましたが、徳島県ベスト4の生光学園相手に接戦を繰り広げました。また、このチームは主将でクリーンアップの馬郷 廉太選手、同じくクリーンアップの藤川 友希選手と久原 拓真選手がチームから全幅の信頼を受けていて、この三選手がキープレイヤーとなっています。馬郷選手は新チーム結成から打率が4割を超え、一発でチームに流れをもたらし、ムードをを変えてくれることから夏の大会での活躍が期待されています。
選手たちの熱き想い
馬郷廉太(県立脇町高等学校)
チームをまとめ、主軸としても活躍する馬郷選手と副主将の青木 龍誠選手にお話を伺いました!
Q. 引退するまでに対戦したいこうこうはありますか?
馬郷:同じ四国のチームで、甲子園準優勝した全国屈指の強豪校の高松商です!
青木:日大三高です。憧れの存在なので…
Q.目標や憧れの存在がいるのはいいですよね。では馬郷選手の注目してほしい所はどこですか?
馬郷:どんなときでもあきらめず、常にフルスイング。
Q. フルスイングで高打率!素晴らしいですね。では、青木選手は高校野球のどのようなところに魅力を感じますか?
青木:礼儀や気遣いなど、社会に出た時に必要な力が身に付くところですね。
青木龍誠(県立脇町高等学校)
Q. 野球をやっている人には人柄が素晴らしい方が多いですからね!では最後にこの夏の抱負をお願いします!
馬郷:チームとしては一生忘れない夏にしたいです。自分自身としては力を100%出し切る夏にしたいです
青木:一生忘れない夏にしたい!
この夏はきっと忘れられない夏になりますよ!馬郷選手、青木選手ありがとうございました!
できることを確実に
■馬場 潤一郎監督に質問!
応援幕(県立脇町高等学校)
Q. 今年のチームはどのように作り上げてきましたか?
「できることを確実に」をテーマに、普段の練習を大切にし、自分たちができることを試合で発揮できるように、練習に励んでいます。普段の生活がプレーに出ることを自覚し、学校生活からできることをきっちりやることを心がけてきました。
徳島県西部ではトップの進学校で、授業も50分の7限授業が平日毎日あり、休日の課題等もかなりの量があるので、普段の取り組みも他の見本となるように意識して取り組んでいます。昨年度後期、今年度前期の生徒会長を野球部が務めるなど、着実に成長してきていると思います。選手権大会ではミスをしないことを心がけ全試合ノーエラーで戦うことを目標にしています。ノーエラーだと試合に負けたことがなく、全試合ノーエラーで戦えれば、優勝できると信じています。
Q. 授業との兼ね合いは進学校の宿命でもあり、成長ポイントでもあるんですね。最後に、夏に燃えるチームへメッセージをお願いします!
練習してきた成果を発揮できるように全力で戦ってほしい。勉強と野球を両立し、両方頑張ってきた自分を信じ、高校生としてはどこにも負けていないという自信を持って戦えれば、甲子園も夢ではないと言うことを実証できるよう共に戦おう!
力強い言葉が出ました!脇町高校の皆様ありがとうございました!
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