埼玉県立蕨高等学校(埼玉)
紅白戦優勝チーム胴上げのようす(蕨高等学校)
WARABI REVOLUTION -目に見えない世界の充実-
埼玉県蕨市にある蕨高校。2014年には機動力を武器に、5試合で29盗塁を決め、埼玉大会ベスト8まで勝ち進みました。部員数は1年生19人、2年生20人、3年生21人、マネージャー6人、66名の活気あるチームです。グラウンドは複数の部活と共有しているため工夫して練習しています。その中の一つがソフトボール打ちです。硬式ボールよりも重いソフトボールを打つことで飛距離が伸び外野の頭を越す打球を打つ選手が増えたと馬場 洋平主将は効果を感じていました。
馬場主将は今年のチームについて「粘り強さ、機動力と打撃力を絡めた攻撃力、テンポの良い試合運びがウリです」と教えてくれました。また、秋季大会南部地区予選1回戦、強豪・埼玉栄と対戦した際、8回裏にエラーで失点し逆転されたが、9回表に逆転し、勝利を収めた。その試合はチームの強みが発揮できて、とても印象深いとも語ってくれました。
「春の大会では、蕨の野球をやれば勝てるということがわかりました。しかし、相手ピッチャーの低めの変化球を振らないという意識が徹底できなかったので、そこが夏に向けての課題です。」春の敗戦を振り返り、その目は既に夏を見据え輝いていた馬場主将。
今年のチームのキーマンについて伺うと「セカンドの守備がうまく、出塁すれば点が入るのではないかと期待させてくれる大谷 民斗、ランナーを返す勝負強さが持ち味の八木 優希です。夏の大会では五幣 諒にチャンスでの一本を期待しています!」と話してくれました。
歴史を創設する夏、そして最後は全員が満足いく結果を残すべく、蕨高校ナインは夏に向けて走り出しています。
蕨高の新しい歴史を創る!
五幣諒選手(蕨高等学校)
ここからは蕨のキープレイヤー五幣諒選手と八木優希選手にお話を伺いました。
Q. 高校野球の魅力ってなんだと思いますか?
五幣 諒(以下「五幣」):毎日野球ができることと、自分で考えて行動する力がつくところです。
八木 優希(以下「八木」):自分たちの野球をたくさんの高校野球ファンに見せられることです。
Q. 引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
五幣:県大会で負けた聖望学園(レポート)と南稜高校(レポート)にはリベンジしたいです。
八木:特にここ!というのはないです。夏に勝ち上がってたくさんの良いチームと試合がしたいです。
Q. 勝ち上がればその分試合が出来ますものね。応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!
八木優希選手(蕨高等学校)
五幣:場面に応じた打撃と相手をかき回す走塁です。チャンスで回ってきたら、ランナーを必ず返します!
八木:試合を決める一打を打ちます。また、センターに飛んできた打球は全て捕ります!
Q. 頼もしいですね。ではお2人が夏へ向けて、こういう夏にしたい!というのを教えてください
五幣:歴代の先輩方の記録を塗り替えたいです。
八木:自分たちが積み重ねてきた野球をしっかり発揮して、埼玉県のトーナメントを駆け上がり、甲子園に行くという蕨高の新しい歴史を創ります。
ヤル気に満ち溢れたお話しでした。五幣選手、八木選手、ありがとうございました!
力積打法×機動力×テンポの良い試合運びで!
黒須監督(蕨高等学校)
■黒須 清人監督に質問!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなチームを作り上げてきましたでしょうか。
「WARABI REVOLUTION -目に見えない世界の充実-」がチームスローガンなので、それに向けて指導してきました。高校生らしいチームではなく、大人のチームになって夏に臨みたいと思います。
Q. 最後の夏に燃える3年生、また1・2年生へ何かメッセージをお願いします。
1年間みんなで船を漕いできた。目的地まであと少し。力積打法×機動力×テンポの良い試合運びで、開校60周年の節目の年に新しい歴史を創設しよう!
節目の年に歴史を創設!蕨ナインならやってくれそうですね。黒須監督、蕨高野球部の皆さん、ありがとうございました!