【動画】市立横浜商業高等学校(神奈川)
横浜商のオリジナルムービーを公開!
120年の歴史と伝統を誇る横浜商
創部120年目を迎える横浜市立横浜商業高校。
その長い伝統と継承を大事にしながら選手の個性を活かすチーム作りをしている榎屋 剛監督。
チームを盛り上げ時に明るく時に厳しい松本主将を中心に、今夏にかける思いをオリジナルムービーにて紹介!
1881年に横浜の貿易商組合により作られ、130年を超える歴史を持つ神奈川の伝統校、横浜市立横浜商業高等学校。貿易商組合がその祖であるためか、常に時代に即した教育を行い、様々な人材を輩出、横浜の発展に長く貢献しています。OB・OGは政財界などに多くいるのはもちろん、声優の井上 和彦さんやモデルの森 貴美子さん、そして中退ではありますが落語家の桂 歌丸師匠もかつてY校に通っていました。
野球部も例外ではありません。創部120周年を迎える歴史ある部で、神奈川はもとより関東地方の高校野球文化を引っ張ってきた存在のひとつです。甲子園には春夏合わせて16回出場。これまで数多くの野球選手を輩出してきました。現役では読売ジャイアンツの山口 鉄也選手がいます。
そんな歴史と伝統のある野球部ですが、現役生は周囲からの期待と応援の声も受け止めながら臆することなく活動をしています。
今年の春の大会は、あと1勝でシード権を逃し、その悔しさに一球の大切さを改めて実感したという横浜商野球部を、主将の松本 航君に紹介していただきましょう!
チーム基本情報を紹介!
■ 横浜商の松本 航君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が52人、2年生が41人、3年生が30人の合計123人です!
Q. 沢山の部員がいますね!平日の練習時間は何時から何時までですか?
15時30分から19時30分までです!
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
学校のグラウンドの隣に、野球部専用のグラウンドがあり、他にも室内練習場、トレーニングルームがあります!
今年のチームについて
松本 航主将(市立横浜商業高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「元気なところ」「真面目なところ」「粘り強いところ」の3点です!
Q. では、夏へ向けてどんなことを課題においていますか?
夏へ向けての課題は、チャンスでの一打です。春の大会では、あと1本が出ればというところで打てず負けてしまったので、1日、一瞬を大切にしていきたいです。また、チームとしては、粘り強さが出てきたところが成長した点です。冬の厳しい練習を通して、最後まで諦めなくなりました!
Q. 春季大会のお話が出てきましたが、大会を終えて、収穫や課題はありましたか?
打者陣が、1試合の中である程度得点をできたことが収穫です。課題としては、試合を作れる投手を育てる必要がある点です。
Q. 春季大会は夏に向けた貴重な機会となったようですね!続いて、野球部員が多いと思いますが、平等に練習していくために心がけていることはありますか?
班に分かれて、練習を行っています。その中で、調子の良い選手が上の班の人と交代するなど、切磋琢磨しながらやっています!
Q. 頑張れば頑張った分だけ上にあがれるということですね!それにしても、大人数の部員をまとめていくことは大変だと思います。何か特別に取り組んでいることなどはありますか?
とにかく話すことです。話すことによって、その選手はどのようなことを考えているのか、どんな悩みを持っているのかなどを聞くことが出来るからです!
Q. 野球部員として、Y校の伝統や、重みを感じる瞬間はありますか?
伝統のある青いユニフォームを着て、グラウンドに入ると勝たなければならないという、プレッシャーがあります。しかし、そのプレッシャーを跳ね除けられるように練習しています。
Q. 伝統というプレッシャーが一種のモチベーションになっているのはいいことですね!では、野球部で結束があるなと感じたエピソードがあれば教えてください。
冬の練習メニューの一つの丸太走というものがあります。このメニューは、タイム設定があり、そのタイムに向けて全員で走ります。その中で、タイムを切れない選手の背中を押して全員で助け合い走り切りました!
青柳 雄貴選手(市立横浜商業高等学校)
Q. 辛そうなメニューですが、全員で乗り切ったと言うことですね!夏を迎えるに当たって、どのような気持ちで練習していますか?
夏の大会では、一球、一瞬で勝負が決まってしまうことがあります。なので、一つ一つ全てが試合に繋がるワンプレーだと思って練習に取り組んでいます。
Q. 練習から試合を意識して本気で取り組む姿勢は素晴らしいですね!では、チームのキーマンを教えてください。
青柳 雄貴です。青柳は、チャンスに強いバッティングがウリです!
それは頼もしいですね!ありがとうございます!
ここからは、主将の松本 航君に加えて、大髙 真吾君にお話を伺います!
大髙 真吾選手(市立横浜商業高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
松本 航(以下「松本」):いつ終わるかわからないところが好きです。負けたら一瞬でチームが終わるけれど、勝ったら勝った分だけ野球ができるところがいいです!
大髙 真吾(以下「大髙」):負けたら終わりの大会で、ベンチとスタンドが一体となって勝利を目指すところです!
Q. 一番好きな練習は何ですか?
松本:バッティング練習です!
大髙:ノックです!
Q. では、キツイと感じる練習は何ですか?
松本:丸太走は大変でした…。
大髙:ウエイトトレーニングはキツイです。
Q. トレーニングは立派な施設でみっちりやるようですから、その分効きそうですね!さて、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
松本:特にありません。
大髙:徳島池田高校、PL学園です。過去に甲子園で戦って負けてしまったからです。
Q. 伝統校らしいスケールの大きな話ですね!では、 一番好きな応援歌は何ですか?
松本:チャンスで流れる、「チャンワイ(チャンスY校)」が好きです。
大髙:「青いイナズマ」です。
Q. それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
松本:「逆境を笑え!」
大髙:「自分らしく」
ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■榎屋 剛監督に質問!
Q. 新チームが始まってから、どのようなチームを作り上げてきたのでしょうか?
突出した選手はいませんので、各々が自分の特徴を知り、その長所を繋ぎ合わせて、チーム力で勝負の出来る組織を作ってきました。部内には、7つの委員会が存在し、普段から自分たちの意志でチームをマネジメントできるよう指導しています。
春はあと1勝でシード権を逃しました。「あと1本、あと1アウト、あと1点」このことにどれほど苦しんできたでしょうか…。
試合の流れを変える一球、一瞬に意志を持って強かに挑戦する夏にします。その意味で、粘り強く勝機に強いことがこのチームの強みになると信じております。
一球、一瞬に意志を持つ。これは全ての球児に伝えたいですね!是非栄光をつかみ取ってください!ありがとうございました!