豊見城南vs那覇工・浦添工連合
豊見城南がバッテリーの活躍でコールド発進
三塁打を放った豊見城南・比屋根
<第151回九州地区高校野球沖縄県秋季大会:豊見城南12-2那覇工・浦添工連合(5回コールド)>◇11日◇1回戦◇アグレスタジアム北谷
どうしても連携プレーや実戦感覚に乏しくなってしまう連合チーム。那覇工・浦添工の連合も、記録に残るエラーと残らないエラーが続出してしまい2回で10失点を喫してしまった。その10点を奪った豊見城南は、投打で軸となる山城大来、比屋根静人の両輪が活躍して大勝に繋がった。
2回までに7安打10点で勝負あり
豊見城南は初回、先頭の宮本琉生がヒットと盗塁を決める。2死となったが4番比屋根静人が右翼線を襲う適時三塁打。頼れる4番のガッツポーズがベンチを鼓舞し、その後1点を追加して2点を先制した。
勢いに乗った豊見城南は2回表に打者一巡の猛攻を見せる。この回の先頭打者が相手のエラーで出塁すると、8番徳元翔平のヒットと四球で無死満塁の大チャンス。トップの宮本琉生がしっかり見極めて押し出し四球で1点。金城一希も足を見せる内野安打をマークし2点目。そして3番山城大来が第1打席三振の汚名返上とばかりに思い切り引っ張る。打球は左翼手の頭上を越える走者一掃の3点適時二塁打となった。
その後二、三塁から6番宇江城萊史(沖縄水産からのレンタル選手)の内野ゴロで三走が生還。さらに2者連続四球からの9番仲座充郎の2点適時打でこの回8点目。打者13人を送る猛攻で勝負を決めた。守っても山城大来と比屋根静人で投手、捕手を交代して5回2失点。秋は2019年以来となる3年ぶりの白星をコールドで飾った。
(取材=當山 雅通)