西 純矢選手 (創志学園)
短評
観戦レポートより抜粋(2019年8月31日) この試合のポイントは、7番DH・西 純矢(創志学園)の起用だ。打順を組み替えた。西を選んだ意図について永田監督は次のように語る。 「投手の中で長打力が一番あるということ。さらに、西は投手としても野手としても活躍してもらいたいので、その試合勘を取り戻すにも野手としての出場を考えました」 その思惑は見事に当たった。1回表、熊田 任洋(東邦)の2点適時打で先制し、2回表にも武岡 龍世(八戸学院光星)の犠飛で着実に点を重ねた侍ジャパンU-18代表。3回表、無死一、三塁の場面で西の第2打席目を迎えた。西は角度の良い左犠飛を放ち、3点目。これで勢いに乗った西は第3打席。二死一、三塁の場面で、外角のスライダーを思い切り引っ張って、レフトスタンドへ消える3ランを放つ。さらに西は第4打席でも満塁の場面で三遊間を破る左前適時打。第5打席は左翼線へ運ぶ2ラン。5打数4安打8打点の活躍と、現時点で大会トップの本塁打、最多打点となった。 西は大会前、木製バットの対応について、「金属は詰まってでも飛ぶんですけど、木製バットはしっかりと形を意識して強く振らないと飛ばない」と語るが、分っていても木製バットで打球を飛ばすのは難しい。それでも木製バットで飛ばす西の野球センスはずば抜けている。 永田監督は「二刀流」こそ世界のトレンドと語る。だから侍ジャパンにもそういう選手を求めていた。 「今、強豪国を見れば分かると思うんですけど、ほとんどの国が二刀流じゃないですか。だからチームとしてはありがたいですよね」 永田監督の期待に応えた西。これから投手としての活躍も期待されるだろう。次のアメリカ戦。総力戦で戦わなければ、勝てない相手に今回の1勝、西の大爆発は非常に大きい。
更新日時:2019.08.31
短評
観戦レポートより抜粋(2019年8月26日) 西 純矢は2.1回を投げて3奪三振の力投。最速150キロのストレートは、威力があり、さらに130キロ前半のスライダー、130キロ後半のフォークボールの精度も高い。駒澤大戦ではほぼ敵なしの投球だったが、このように同点本塁打を打たれてしまうのだから、大学トップレベルは本当に技術のレベルが高い。 西は「本当にレベルが高い打線で、配球面もしっかりと考えていかないと思いました。大学生の皆さんに対戦できたのは本当に良い経験となりました」 高いレベルを味わったことで、さらに高いレベルに踏み込んで野球ができる。上達するには、成功体験だけではなく、失敗を前向きに捉えて練習に取り組めるか。試合後の高校日本代表の充実とした表情を見ると、期待が持てそうだ。
更新日時:2019.08.27
短評
観戦レポートより抜粋(2019年8月24日) 西 純矢(創志学園)3回無失点…この日の西はまだ100パーセントの状態ではないが、それでも常時140キロ中盤・最速146キロをマークした直球は威力抜群。直球以上に目を引いたのは変化球の精度の高さ。120キロ前半の横スライダー、120キロ前半の縦スライダー、135キロ前後のフォーク、130キロ前半のカットボールといずれも手元で曲がり、低めに曲がるので、空振りを奪える。5回は三者連続三振。直球、変化球のコンビネーションが抜群に良かった。 さらに良い当たりの左飛もあり、投打で非凡な姿を見せている。永田監督は投手についても外野を守れ、打てる選手を求めており、西はその需要に当てはまる選手といっていいだろう。
更新日時:2019.08.25
PHOTO GALLERY フォトギャラリー
チームメイト(高校)
その他の関連選手
-
-
2023.11.26
松川 玲央
都道府県:岡山
球歴:関西-城西大
-
2023.11.26
土山 翔生
都道府県:岡山
球歴:岡山理大附-國學院大
-
2023.10.03
坂本 大和
都道府県:岡山
球歴:倉敷
-
2023.08.04
吉永 隆人
都道府県:岡山
球歴:おかやま山陽
-
2023.08.04
光岡 優月
都道府県:岡山
球歴:おかやま山陽
-
-
2023.08.04
世良 直輝
都道府県:岡山
球歴:おかやま山陽
-
-
2023.08.04
三宅 一誠
都道府県:岡山
球歴:おかやま山陽
-
2023.08.04
石井 沓抹
都道府県:岡山
球歴:おかやま山陽
-
2023.08.04
横山 大樹
都道府県:岡山
球歴:おかやま山陽