原 嵩選手 (専大松戸)
短評
(観戦レポート 抜粋 9月22日) まず目に付くのが体格の良さである。185センチ78キロ。高校1年生とは思えない堂々たる体格である。彼は関東大会で141キロをマークしている。将来的には速球派右腕として化けていく予感もしたが、打者としても非凡なモノを持っている。理由としては始動からボールを捉えるまでの動作が柔らかいからだ。大型選手にありがちなぎこちなさがない。こういう選手は伸びやすい。 この体格にして、140キロ投げる肩の強さ、体の使い方が上手いのだから、プロのスカウトに注目される逸材になっていくだろう。彼が捉えた打球はとにかく速く、伸び方が違う。長打力を警戒していて後ろに守っていた千葉敬愛外野手陣の間へ抜けるのだから、彼の打撃のポテンシャルがどれだけ非凡か伺えるだろう。 (観戦レポート抜粋 5月21日) 8回表から専大松戸は1年生の原 嵩が登板。185センチ78キロととても高校1年生とは思えない恵まれた体格をしている原。体格通り勢いある直球を投げる投手であった右スリークォーター気味から投げ込む直球は常時135キロ前後を計測し、最速141キロを2球計測。高校1年生で早くも140キロ超えを達成した。 課題を上げるとすれば、前足の使い方。原投手はステップ幅が狭く、上半身主導のフォームだが、前足の送り込みが出来ておらず、着地のタイミングが早い。その動きによって球離れが早く、自分のリリースポイントで投げる事が出来ていない。結果、回転が悪く、当てられやすいストレートとなってしまう。 高校1年生なので、仕方ない。2年間で、下半身の使い方を学び、指先にしっかりと力を伝えて、恵まれた体格を活かせるフォームが見つかれば、常時140キロ超えは可能な逸材だろう。
更新日時:2013.09.23
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