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卒業生
森 友哉

森 友哉(大阪桐蔭)

都道府県:
高校:
学年:
2014 年卒
ポジション:
捕手
投打:
右/左
身長:
170 cm
体重:
80 kg
データ最終更新日:2013年9月21日

寸評

 春夏連覇を果たした大阪桐蔭。中心はエース藤浪 晋太郎だったが、その藤浪を盛り立てたのが森 友哉だ。この男、今からでもプロでやれる技術力、精神力の強さを持ったキャッチャー。打者としてはどんな投手に対してでも自分を見下ろして構える姿は独特の雰囲気を感じさせ、簡単には打ち取れない威圧感を醸し出している。事実、穴というのは少なく、特にここぞという場面では狙い球を打ち損じない技術の高さ、集中力の高さは特筆すべきものがある。

(打撃)
 この夏の打撃内容は金属バットで打つのは禁止!というぐらい、手がつけられなかった。唯一、2年生として代表入りしたU-18世界選手権では木製バットにもかかわらず、ライト前へ鋭いクリーンヒット、左中間へ長打を放つなど、木製バットに順応して見せた。多くの選手が木製に苦しむ中、対応力は素晴らしかった。

スタンスはスクエアスタンス。グリップを高めに置いて背筋を伸ばして構えている。腰の据わりが良く、しっかりと投手を両目で見据えて構えることが出来ている。

 投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、足をまっすぐ上げて踏み込んで打ちにいく。トップは捕手側方向へ引いていき、しっかりとトップを作る。インパクトまでロスのないスイングを実現出来ており、押し込みが強く、140キロ台の速球にも振り遅れることなく、逆方向へ強い打球を打ち返すことが出来ている。

 踏み込んだ右足はしっかりと踏ん張っており、押さえ付けることが出来ており、軸足もしっかりと押し込んでいる。下でしっかりと支えるスイングが出来ており、下半身の動きも無駄がない安定したステップが出来ている。

スイングの軌道を見ていくとインパクトまでロスの無いスイングを実現。捉える時も正面で捉えるだけではなく、ボールの下側を捉えて、フォロスルーを高く取って、打球を遠くへ運ぶことができている。目線の位置も安定し、ミスショットも少ない。的確にミート出来ており、上半身と下半身のバランスが取れたフォーム。打撃フォームに関しては手を付けるところがない。だからこそ木製バットでもすぐに順応し、そしてライト方向だけではなく、左中間方向にも強い打球を飛ばすことができている。
(守備・走塁)

藤浪と組む森。並みの投手に比べてリリースポイントが近く、角度ある140キロ台後半の直球にミットを下げることなく捕球出来るキャッチングは中々のものだと思っていたのだが、U-18世界選手権ではキャッチングミスが多く、後逸することも多かった。完成度の高い捕手だと思っていたが、意外な欠点であった。
 
スローイングは高校2年生捕手ながら一級品のスローイングを披露する。イニング間のスローイングから1.9秒台のスローイングを記録しているようで、スローイング技術も悪くない。

 塁間タイムは4.3秒前後と基準となる4.20秒に足りない走力で、足を売りにするタイプではないが、彼は常に全力疾走を心がけていること。捕手という重労働でありながら、それを言い訳にせずにしっかりと全力疾走できる姿勢が素晴らしい。

将来の可能性

 攻守の力量は現時点でも高校生トップクラスで、捕手として小さいが、それを補う技術、野球センスを持っており、上のレベルでも捕手として続けられる素質は十二分にあるのだ。

 比較対象にあがるのは日本ハムの近藤 健介だろう。ファームで正捕手級の活躍を残し、そして日本シリーズ出場を経験。近藤も捕手として素晴らしい頭脳と強肩があり、投手の持ち味を発揮する素晴らしい捕手だった。その近藤の高校時代の力量と比べると攻守ともにワンランク上な捕手といえるだろう。すでに打撃は高校時代の近藤以上のモノを示しており、守備の完成度を高めていくことだろう。

 二年生の時点で、高校野球の頂点を極めたことでどうモチベーションを維持していくのか懸念材料だが、前人未到の3連覇が彼のモチベーションをかき立てているのだろう。これから大坂桐蔭のけん引役として、さらに高次元のパフォーマンスを披露することを期待している。

情報提供・文:2012.12.31  河嶋 宗一

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