鹿屋vs奄美
5番・田中主将が殊勲のサヨナラ打・鹿屋
先に試合を優位に進めたのは奄美だった。
初回、4番・押 虎輝(3年)の犠牲フライ、5番・久志 歩夢主将(3年)の中前適時打で2点を先取した。
3回は押し出し、4回は5番・久志の適時打、暴投で2点を加え、5―0とリードした。
鹿屋は5回裏、中軸の連打と押し出しで一挙4点を挙げて1点差に詰め寄る。
奄美は6、7回で計3点を追加し突き放した。
このまま奄美が逃げ切るかと思われたが、終盤に大きな山場があった。鹿屋は8回裏、満塁から連続押し出しで2点差とする。土壇場9回裏も1死満塁と絶好のチャンスを作ると、5番・田中 伸主将(3年)が走者一掃の中越え三塁打を放ち、劇的な逆転サヨナラ勝ちで2時間49分の死闘に決着をつけた。
(記事=政 純一郎)