久御山vs立命館宇治
山口拓也主将(立命館宇治)
【立命館宇治・山口拓也主将/3年 】
9回2死、場内アナウンスで主将の名前がコールされた。久御山・川合奨馬(3年)投手の5球目を振りぬくと、打球は力なくセンターへ飛んだ。
「悔しいです」と話した山口。
昨年のチームから4番を任されていた強打者は、今春の1次戦途中からスタメンを外れた。
「下級生の時から足は少し痛かった。でも3月後半からさらに痛くなった」と話した山口。
病院にいってみると、『右足脛疲労骨折』という診断だった。以降は、2年生主体のチームに、自分が出れない苦しみを味わっていた。ぶっつけ状態だった今日の打席。それでも振り切れたことには手ごたえを感じているようだ。昨夏は京都大会準優勝の立命館宇治。そのチームに比べると「今年は落ちる」と主将は認めている。悲願の夏へ、主将・山口の復活は欠かせない。
(文=松倉雄太)
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