試合レポート

近江vs虎姫

2018.09.17

近江打線が爆発し、10安打13得点の5回コールドで3回戦へ

近江vs虎姫 | 高校野球ドットコム
甲子園で活躍を見せた先発の林優樹

 甲子園ベスト8の近江虎姫の試合は、近江が5回コールドで虎姫を下し3回戦進出を決めた。

 近江は、甲子園で活躍を見せた林優樹(2年)が先発。林は初回、三者凡退で上々の立ち上がりを見せる。
 その裏、近江は虎姫の先発・藤元潤法(2年)の立ち上がりを攻め無死満塁とし、4番・有馬諒(2年)の押し出し四球と5番・浅野太輝(2年)の併殺の間に1点を奪いこの回2点を奪い試合の主導権を得る。

 2回、反撃に出たい虎姫だが、林に三者凡退で反撃できない。
 その裏、近江は一死満塁とすると2番・見市智哉(2年)の走者一掃の適時二塁打で追加点。その後4番・有馬の左前適時打と6番・鈴木脩太(1年)の犠飛で点差を7に広げる。更に近江は、3回に1点を追加し虎姫を畳みかける。

 一方的な展開になりつつあったが4回、虎姫もようやく反撃にでる。この回から登板した近江長谷川勝紀(1年)から2番・吉沢元気(2年)が左中間を破る三塁打でチャンス作ると、3番・脇坂海都(2年)の内野ゴロの間にさらに1点を返す。その後、4番・高森寛太(1年)が左前打、5番・横関匠之佐(2年)が右中間を破る二塁打で二死二、三塁とし、6番・東出が四球を選び満塁と長谷川を攻める。一気に点差を詰めたい場面だったが、ここは7番・樋口敬大(2年)が倒れてしまい追加点とはならない。

 その裏、近江は先頭の鈴木が四球で出塁する。その後一死満塁とし、1番・住谷湧也(2年)の2点適時二塁打で更に追加点を奪うと、4番・有馬の左前適時打で追加点を挙げ、点差を13まで広げる。

 もう一度反撃しコールドを避けたい虎姫だったが、この回登板した藤居海斗(2年)の前に得点を奪えず5回コールドで試合終了。
 近江が「甲子園出場校」の実力を遺憾なく発揮して、2回戦を突破した。勝利した近江は、3回戦で栗東を破った北大津と対戦する。3回戦にして、近江北大津という好カードが実現した。

 破れた虎姫だが、ピックオフプレーで追加点を防ぐなど守備力の高さを見せた。春に向けて打力、投手力を鍛えれば春季大会楽しみなチームになりそうだ。

(文=編集部

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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