武庫荘総合高等学校(兵庫)
打撃練習に取り組む選手たち(武庫荘総合高校野球部)
全ては夏につなげるために
■地区予選を勝ち抜き、秋16強入り
兵庫県尼崎市にある兵庫県立武庫荘総合高等学校。旧・武庫荘と武庫工の統合によって2003年に開校した県立校だ。生徒達は特色ある5課程に分かれる総合学科で学んでいる。野球部は昨秋の阪神地区予選を勝ち上がり、兵庫県大会出場。3回戦で後に準優勝を果たす西脇工に1-2で惜敗したものの、16強に食い込む活躍を見せた。
■野球部の紹介
現在2年生15名、1年生16名、マネージャー3名の計34名が在籍。グラウンドは野球部専用ではなく、他部と共用。そのため、他部の活動が始まる前に、フリー打撃や内外野の連携プレーなどの広いスペースが必要となるメニューを済ませ、制約がある中でも工夫を凝らし、練習に幅を持たせている。
今年のチームが始まって、印象に残っている試合は?
印象に残っている試合に阪神地区予選決勝・市立尼崎戦を挙げた冨森哉人主将。「勝ち越された直後の10回裏に同点のチャンスを作ったものの、走塁面で及ばず敗れてしまった。勝ち切れなかった悔しさがあります」と理由を語る。同じ尼崎地区のチームに敗れただけに、より一層悔しさが滲む一戦となった。
■新チームを引っ張ってきた選手は?
平光伴冶、西山健太の2名を挙げた冨森主将。「平光は4番捕手を務める攻守の要です。県大会の初戦では二塁打3本を含む4安打。とにかく好調の平光に回そうと皆から信頼されていました。西山は三塁コーチャーとしてチームに不可欠な存在。監督の次に試合を見渡しているといっても過言ではないですし、チーム全体から絶大な信頼を得ています」とそれぞれ理由を語ってくれた。
■この冬の意気込み!
「全ては夏に繋がる」ことを意識して取り組みたいです。フィジカル面ではトレーニングと食事に力を入れ、「体重増加」、「筋力UP」、「体力強化」を目指します。打撃では毎日徹底的に振り込み、「振り負けないスイング」を手に入れたい。また、冬季合宿では基礎的な守備を磨くだけでなく、チーム一体となったメニューをやり切ることで「団結力」を育んでいきたいです!
秋の悔しさは春、夏で晴らすしかない!
試合中の応援姿(武庫荘総合高校野球部)
ここからは大和直生選手、上村和也選手の二遊間コンビに話を伺いました!
Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。
大和:いかに得点圏に走者を進めることが重要かを再確認した秋でした。また、中軸を中心に決定力を高める必要性も感じました。打撃ではスピードボールに負けないスイングの強さ、守備では内外野の連携と、それぞれ課題が見つかりました。
上村:投内、内外野それぞれの連携プレーがまだまだ未熟だと感じました。攻撃ではバントの精度とチャンスでの勝負強さが足りていないです。
Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください
大和:ウエイトトレーニングを中心とした身体作りをして、打撃向上に繋げたいです。ノックを数多く受けることで、守備も磨いていきたいです。
上村:打撃ではウエイトトレーニングで身体を大きくして、スイングスピードを向上させたいです。守備は基本を見直して、安定感を出せるようにしたいです。
Q. 応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?
大和:プレー全体の元気の良さと思い切りの良いスイングを見てください!
上村:バッティングでの粘り強さを見てほしいです!
Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?
大和:応援してくださる方々への感謝を忘れずに部員全員が頑張っているところが好きです。また、全員が「チームのために」という献身の姿勢を持っているところは他のチームに負けていない自信があります。
上村:一つのアウトを全員で奪い取りにいく団結力、チームワーク、献身の意識はどこにも負けていないと思います。
Q. このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
大和:秋は本当に悔しい思いをしたので、春、夏に優勝してこの悔しさを晴らしたいです。「全ては夏のために」という気持ちを常に持ち、妥協しない冬を過ごして、チームの柱になります!
上村:「全ては夏のために」を合言葉に、遊撃手としてチームを牽引できるだけの能力、メンタルを鍛え上げます!
武庫荘総合高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!