Interview

広島東洋カープ 東出輝裕 選手※レイアウト確認用

2013.01.25

広島東洋カープ 東出輝裕 選手2013年01月28日

 高校時代から、走攻守三拍子揃ったプレーヤーとして多くの注目を集めてきた東出輝裕選手。高卒でプロ入り1年目から一軍出場を果たし、14年間カープの内野を守ってきた。今回は、そんな東出選手のスパイク選びのこだわりをたっぷりと伺いました。

東出選手のスパイク選びのこだわり

広島東洋カープ 東出輝裕 選手

――東出選手は、プロ1年目からミズノのスパイクを履いていますが、14年間履き続けて、スパイクが進化してきているなというのは実感していますか?

東出輝裕 選手(以下「東出」) 実感していますね。ここ何年かで、だいぶ変わってきていますよね。重さも、かなり軽くなりました。それに、本来はあまり軽すぎると、体の他の部分に負担がきてしまうんですが、長時間履いていても疲れにくいんですよね。

――スパイクによって、走塁は変わってくるのでしょうか?

東出 そうですね、やはり地面と直結している部分なので、スパイクで変わってくる部分もありますね。とくに一歩目。一塁から三塁まで走る時の加速の違いも感じます。

――軽く柔らかいスパイクであることによって、どんなメリットを感じますか?

東出 柔らかさは足にフィットするということなので、陸上のスパイクのように軽く走れる感覚がありますよね。
また、足は日によって形が違ったり、むくみとか出てくるので、硬いと履けない時があるんですよね。一方で、スパイクが柔らかい場合は、自分の足にすぐに馴染んでくれますね。

――なるほどですね。スパイク選びは重要なのですね。

東出 重要ですよ。常に自分の気持ちを積極的にさせてくれる道具なので、スパイク選びはとても大事ですね。

[page_break:練習と試合での道具の使い分けが長持ちの秘訣]

練習と試合での道具の使い分けが長持ちの秘訣

「すべては毎日の積み重ねの結果」

――スパイクは練習用と試合用で使い分けたりしているのでしょうか?

堂林  僕は、練習用のスパイクは重いスパイクを選んで、試合用は軽いスパイクを選ぶのもいいかなと思っています。一番いいスパイクをすぐに消耗させたらもったいないじゃないですか。だから練習で使うスパイクは、ごつめのスパイクを使って、試合に関しては、良いものを使うとパフォーマンスが上がりますよね。やはり、良いものは消耗が激しいので、僕の場合、練習用と試合用とで分けていますし、雨に備えてスパイクは常に3足準備していますね。

――雨の日などの手入れは普段どうやって行なっていますか?

堂林  まずは天気に関わらず、濡れたタオルで泥を全て取り、乾いてからブラシをかけています。雨の時は、泥をしっかり落としてキレイにして、中敷きをとって、その後、キレイなタオルで包んで乾かします。

――ありがとうございます。それでは、最後に高校球児のみなさんにメッセージをお願いします。

堂林  高校野球というのは、実際は2年4ヶ月ほどですね。そのため、毎日の反復練習はつまらないと思いますが、そういった我慢の積み重ねが、最後の夏に表れると思うんです。そこで満足して終えられるか。もしくは、悔いを残して終わるのか。すべては毎日の積み重ねの結果。だからこそ、一日一日を大事にしてやってほしいですね。

野球選手として自分の野球用具選びは、パフォーマンスアップのために、とても大事なこと。これから、硬式野球を始めるプレーヤーや新学期に用具を買い換えるプレーヤーにとっても、参考になるお話しありがとうございました。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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