試合レポート

加治木工vs尚志館

2021.03.23

力投・國藤を9回に援護・加治木工

 加治木工の左腕・國藤 伊織(3年)、尚志館の右腕・西門 祐馬(3年)。姶良地区と大隅地区、それぞれ代表する実力校同士の対戦は、両エースの好投に守備も引き締まり、1点を争うテンポの良い好ゲームとなった。

 尚志館は2回裏、先頭の4番・新原 大地(3年)が左中間三塁打、5番・神﨑 賢進(2年)がレフトオーバー二塁打で続いて幸先良く先制する。

 尚志館が得意の長打攻勢に持ち込むかと思われたが、神﨑の三盗を阻止してから加治木工・國藤が立ち直る。

 3回以降は尚志館の強力打線を散発3安打に抑え、追加点を許さなかった。

 エースの力投に何とか打線で応えたかった加治木工だったが、こちらも尚志館のエース西門の前になかなか得点が奪えない。6回以降は毎回走者を出して得点圏に進めるもタイムリーが出なかった。

 9回表、加治木工は先頭の3番・河江 勇翔(3年)がセンター前ヒットで出塁。送りバントで二塁へ進めて、5番・小森 琉聖(3年)のレフト前タイムリーで同点に追いついた。再び送りバントで二死二塁とすると、7番・堀ノ内 幹太(3年)が勝ち越しのライト前タイムリーを放った。

 土壇場で打線の援護を得た國藤は9回裏、先頭打者を出して得点圏に走者を背負うも、後続を絶って1時間40分の好ゲームを締めくくった。

(文=政 純一郎

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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