八千代松陰vs千葉工
八千代松陰、エース投入せず完封勝ち！
好投を見せる広瀬(八千代松陰)
八千代松陰は1回裏、一死三塁から、内野ゴロ。二死三塁になるかと思われたが、三塁走者がスタートして、生還。さらに4回裏にも1点を追加して、2対0とリードを広げる。
八千代松陰は絶対的なエース・清宮虎多朗（せいみや・2年）がいる。上背もある本格派右腕だが、連投は避け、右サイドの広瀬啓(2年）が先発マウンドに。広瀬はスピードはそんなにある投手ではないが、投球は丁寧。ストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップを低めに集め、打たせてとる投球に徹した。
そして8回表から左腕の佐藤圭悟(2年）が登板し、佐藤も打たせてとる投球に徹し、千葉工打線を抑え、完封勝利。清宮を投げさせず勝利するという最高の形でベスト16進出を決めた。八千代松陰は遊撃手・長岡秀樹（1年)の軽快な動き、力強いスローイング、身のこなしのよさが光った。打撃もバットコントロールがよく、今後は安打を量産するアベレージヒッターとして期待できそうだ。八千代松陰の大器ともいえる清宮は、グラウンドに立つと存在感があり、キャッチボールからでも素質のよさが伺えた。清宮を含め八千代松陰ナインはどこまで活躍を遂げるのか？今後の活躍が非常に楽しみだ。
敗れた千葉工は、右サイドのエース・高木恵斗を中心に守りで勝負するチーム。選手たちは活気があり、明るさがあった。打者も完封に終わったが振ろうという意思が見えた。さらに攻守を鍛え上げ、強豪校を脅かす存在になることを期待したい。
（文・写真＝河嶋宗一）
注目記事
・2017年秋季大会 特設ページ
