試合レポート

松山工vs上浮穴

2014.07.23

上浮穴の奮戦及ばず、松山工業が3回戦進出!

 アクション俳優の藤岡 弘さんや埼玉西武ライオンズの熊代 聖人(久万クラブボーイズ(小学部)→愛媛松山ボーイズ→今治西高→日産自動車→王子)に代表されるように身体能力に優れた人材を輩出する久万高原町。その町内唯一の高等学校である上浮穴は、5年ぶりに進んだ2回戦でも身体能力を活かした奮戦が光った。

 たとえば主将の片岡 祐介(3年・捕手・右投右打・177センチ68キロ・久万高原町久万中出身)は走攻守にスピードを備える好捕手。
各打者が松山工業の最速141キロ右腕・大野 凌雅(3年・投手・右投右打・171センチ73キロ・松山市立椿中出身)のストレートに対応できたのも、彼らの身体能力と、今治西でコーチ経験を積み、今年4月から上浮穴に赴任した33歳・村田 誠監督による指導がブレンドされたことによる賜物だ。

 ただ、彼らの奮戦も試合の勝敗を変えるまでには至らなかった。
松山工業は初回に3安打を集め2点を先制すると、大野が粘り強い投球で上浮穴打線を7回失策による1失点に抑えての完投勝利。4年ぶりの3回戦進出を決めている。

(文=寺下友徳

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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