【選抜】プレイボール前から試合は始まっている!明石商・挾間善徳監督の洞察力
今日の話題は、第91回選抜高等学校野球大会第1試合です。
球場やTV中継で見ていた方は気付かれたでしょうか。
1回裏、国士舘の先発・白須仁久投手が1番打者に第1球を投げた時に、明石商業の挾間善徳監督が、重宮涼主将を球審のもとへ伝令に送り、いわゆる二段モーションになっていないかの確認をしました。
重宮主将に話を聞くと、石川基之球審からは、「わかっている」と返事されたとのことです。
白須投手にも取材にいくと、「冬に投球フォームを変えて、二段モーションになっているかもという認識はありましたが、今のフォームがしっくりきていたので」と話してくれました。石川球審からは、二段になっているとの指摘を受けて、元に戻したそうです。
立ち上がりの第1球で球審に質問した狭間監督の観察力は凄いと思いませんか?
重宮主将は、「(秋の大会の)映像を見ていたが、白須投手はフォームが変わっていた。監督はおそらくブルペンでの投球を見ていたと思いますが、自分は第1球だけではわからなかった。監督は凄いです」と話してくれました。
プレイボール前のブルペンでの練習、それにシートノックの時も、すでに勝負は始まっているんです!
関連記事
【監督×選手】 明石商業・狭間 善徳監督 「教え子との心温まるヒストリー」
さて、選手とともに試合に臨む審判員の方、そして第1試合開始前恒例となった始球式の方を紹介していきます。
(文=松倉雄太)